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2020年7月 8日 (水)

深作欣二監督監督が残してくれた作品「軍旗はためく下に」、今この映画が必要だと思います。

「軍旗はためく下に」

スタッフ

製作

松丸青史 、 時実象平

原作

結城昌治

脚本

新藤兼人 、 長田紀生 、 深作欣二

監督

深作欣二

撮影

瀬川浩

音楽

林光

美術

入野達弥

録音

大橋鉄矢

照明

平田光治

スチール

石月美徳

編集

浦岡敬一

助監督

片桐康夫

 

キャスト

富樫勝男・伍長

丹波哲郎

妻サキエ

左幸子

娘トモ子

藤田弓子

寺田継夫・上等兵

三谷昇

ポール・槙

ポール牧

越智信行・憲兵軍曹

市川祥之助

越智信行女房

中原早苗

秋葉友幸・伍長

関武志

大橋忠彦・陸軍少尉

内藤武敏

千田武雄・陸軍参謀少佐

三代目中村翫右衛門

後藤少尉・学徒兵

江原真二郎

堺上等兵

夏八木勲

堺上等兵女房

藤里まゆみ

小針一等兵

麦人

厚生省課長

山本耕一

 

原題

Under the Flag of the Rising Sun

製作年

1972年

製作国

日本・新星映画社

配給

東宝

上映

時間

97分

 カラーワイド 

 

178

 

 

 

広い世界はひと言:

自分を鼓舞してくれる映画も観ます。最近観た映画で1972年製作の映画「軍旗はためく下に」

深作欣二監督・左幸子、丹波哲郎主演です。自分の夫が戦地で死んだ、規律違反で処刑されたとのこと。

果たして真実は。妻がそれを調べてゆく話ですが、戦場の飢えや凄惨さ、それ故に起きた一つの事件

が浮き彫りになってくる。戦争がなければ、ごく普通の男として一生を終えたであろう

人達ばかりだと思わせられました。戦中派の深作の強い希望で映画化された作品です。

東映では企画が通らずに、新星映画社と言う独立プロで映画化されました。「仁義なき戦い」の片鱗が

もう画面に現れています。「仁義なき~」も暴力肯定映画ではないと深作本人が言っています。深作の

映画で好きな作品は「蒲田行進曲」当時大スターの松坂慶子を挟んで無名の風間杜夫、平田満の2人

の共演(当初は松田優作、宇崎竜童の予定でした)劇作家つかこうへいの原作「火宅の人」出演緒形拳、

いしだあゆみ。作家檀一雄を描く。今年は深作生誕90年です。軍旗~は深作作品の中では地味で、

異色だと思いますが、深作の反権力のバックボーンを感じさせられました。戦前も普通の家族の生活

があったと思います。国民の知らないうちに戦争に突入していったと思うと、怖いです。

製作から48年経ちましたが、今の日本に必要な映画です。

放送してくれたWOWOWさん有り難う。妥協しない監督深作欣二は、映画「いつかギラギラする日」

では当初3億円の予算で、完成してみたら11億円もかかっていたそうだ。

深作は大部屋の俳優にも演技を、しっかりつけたそうです。また、大部屋の俳優を名前で呼ぶ唯一の

監督でもありました。ハリウッド映画「ラストサムライ」でブレイクした東映京撮の日本一の斬られ役者

福本清三は深作をただ者ではない監督だと思ったそうです。監督の葬儀には繋がりがないと思われる、

山田洋次も来ていた。会社上層部とは対立していと、岡田元社長の弔辞の言葉です。製作費に11億円も

使われてはね。思想的にも何を考えてるか分らない監督だし。この映画は、そんな深作だから撮れた

と思います。深作は論理で作品を作らずに自分の興味で作るのです。そこが社会派の巨匠の山本薩夫

とは違うところです。残念ながらこの作品のような後世に残る作品は山本にはないと思う。

「軍旗はためく~」は反戦映画だから評価するが、「仁義なき~」は暴力団、暴力肯定の映画だから

評価しないとなる。両作とも同じ思想で作られていると思いますが、左翼の映画評論家にはそうはならない

みたいです。最後にこの映画の中の悲劇となった事件の学徒兵の後藤少尉についてです。

昭和18年に日本政府は大学・専門学校の徴兵猶予の枠を狭めました。それにより、学校を休学したまま

戦地に赴き帰らなかった学生が多数いました。後藤少尉の悲劇も学徒兵の悲劇です。

学徒兵は高学歴のため20歳前後で少尉になります。周りからは嘗められないように部下にもキツく

あたり、疑心暗鬼になって行き、富樫達の部下に殺されました。部下にしてみれば、このままでは

後藤少尉に殺されると、おもいあまって殺害した。後藤も本来は大学で勉強していたはずの高々20歳の

若者です。両者とも、国のシステムに殺された被害者かも知れません。どんな理由が有ろうと、

戦争はしてはいけないと思います。

学徒出陣・学徒兵について、下にリンクを貼りました。よろしければどうぞ、ご覧下さい。

 

参考}映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。(MOVIE WALKERより)

昭和二十七年、「戦没者遺族援護法」が施行されたが厚生省援護局は、

一戦争未亡人の遺族年金請求を却下した。「元陸軍軍曹富樫勝男の死亡理由は、

援護法に該当すると認められない」。富樫軍曹の死亡理由は、「戦没者連名簿」によれば

昭和二十年八月南太平洋の最前線において、「敵前逃亡」により処刑されたと伝えられている。

そして遺族援護法は「軍法会議により処刑された軍人の遺族は国家扶助の恩典は与えられない」

とうたっているのだった。富樫軍曹の未亡人サキエは、この厚生省の措置を不当な差別として受けとった。

それには理由があった。富樫軍曹の処刑を裏付ける証拠、たとえば軍法会議の判決書などは何ひとつなく、

また軍曹の敵前逃亡の事実さえも明確ではなかったからである。以来、昭和四十六年の今日まで、

毎年八月十五日に提出された彼女の「不服申立書」はすでに二十通近い分量となったが、

当局は「無罪を立証する積極的証拠なし」という判定をくり返すだけだった。

しかし、サキエの執拗な追求は、ある日とうとう小さな手がかりを握むことになる。

亡夫の所属していた部隊の生存者の中で当局の照会に返事をよこさなかったものが四人いた、

という事実である。その四人とは、元陸軍上等兵寺田継夫(養豚業)元陸軍伍長秋葉友幸(漫才師)

元陸軍憲兵軍曹越智信行(按摩)元陸軍少尉大橋忠彦(高校教師)。サキエは藁にもすがる思いで、

この四人を追求していく。彼らはどんな過去を、戦後二十六年の流れの中に秘め続けてきたのか--?

その追求の過程で、更に多くの人物が彼女の前に現われてくる。--師団参謀千田少佐 

小隊長後藤少尉 富樫分隊員堺上等兵 同小針一等兵。そしてその結果--サキエの前に明らかにされたものは、

今まで彼女の想像したこともなかった恐るべき戦場の実相だった--敵前逃亡、友軍相殺、人肉嗜食、

上官殺害等々、そうしたショッキングな事件が連続する中で、サキエは否応なく、亡夫のたどった

苛烈な戦争の道を追体験していくのだった。

学徒出陣とは一体何だったのか(ウイキペディアより)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E5%BE%92%E5%87%BA%E9%99%A3

2020年7月 2日 (木)

五社英雄の映画「鬼龍院花子の生涯」の仲代達矢・映画「櫂」の緒形拳どちらが上手い俳優なのか?

五社英雄の映画「鬼龍院花子の生涯」の仲代達矢・映画「櫂」の緒形拳どちらが上手い俳優なのか?

私にとってはと言う事になります。まず2つの作品を比べてみます。

仲代達矢・夏目雅子↡

172

緒形拳・名取裕子↡

172_20200702023001

 

 

映画「鬼龍院花子の生涯」     映画「櫂」

監督:五社英雄          監督:五社英雄

原作:宮尾登美子         原作:宮尾登美子

脚本:高田宏治          脚本:高田宏治

音楽:菅野光亮          音楽:佐藤勝

撮影:森田冨士郎         撮影:森田冨士郎

美術:西岡善信          美術:西岡善信

照明:増田悦章          照明:増田悦章

出演:鬼龍院政五郎・仲代達矢      出演:富田岩伍・緒形拳   

   松恵・夏目雅子           富田喜和、岩伍の妻・十朱幸代  

少女時代の松恵・仙道敦子         菊・石原真理子

政五郎の妻歌・岩下志麻          竜太郎・井上純一 

   花子・高杉かおる          健太郎・田中隆三

花子の母つる・佳那晃子          綾子(子役)・高橋かおり 

政五郎の妾・牡丹・中村晃子        大貞・草笛光子

政五郎の妾笑若・新藤恵美         染勇・名取裕子

政五郎一家相良・室田日出男        巴吉・真行寺君枝

政五郎一家 兼松・夏八木勲        松井照・白都真理

田辺恭介、松恵の恋人・山本圭       喜和の兄・ハナ肇

近藤、土佐電労組委員長・役所広司     庄・左とん平

       秋尾・夏木マリ       女中・藤山直美 

製作会社:東映・俳優座映画放送      製作:東映

     公開:1982年6月5日      公開:1985年1月15日

        上映時間146分        上映時間134分

        配給収入11億円        配給収入7億5千万円

 

◎仲代達矢                  ◎緒形拳 

     俳優座1955年~1979年       新国劇入団1958年~1968年

     無名塾1979年~          ○観劇した芝居

    舞台は全て仲代が主演です。      北斎漫画1975年(紀伊國屋ホール)

   平幹二朗によれば、仲代と同じ      淫乱齋英泉1975年(紀伊國屋ホール)

劇団に居る限りハムレット役はやれない。    緒形の舞台は地味だった。目立った演技          

      自分はホレーショ停まりだ。    をするというより、舞台で生きている人だ。

         平は才能があったが           

     シェイクスピア劇で花開くのは    ○観た映画・テレビ

       劇団四季に移ってからです。   「砂の器」・野村芳太郎、共演丹波哲郎

     1人だけが主役を独占することは       加藤嘉、

            良いことではない。  「八甲田山」・森谷司郎、共演高倉健

         ○観劇した芝居                  北大路欣也

     1975年「令嬢ジュリー」西武劇場   「火宅の人」・深作欣二、 

        1975年「どん底」東横劇場   「あつもの」・池端俊作

 1977年「ジュリアス・シーザー」東横劇場   「武士の一分」・山田洋次、共演木村拓哉、 

     1978年「オイデプス王」                      檀れい

  1990年「シラノド・ベルジュラック」            テレビ

                               「太閤記」NHK

   仲代の演技に違和感を覚えたのは相手の    「源義経」NHK

    台詞を聞いて、反応していないように    「女と味噌汁」共演池内淳子

              見えたのです。    

                                「タクシーサンバ・山田太一シリーズ」

      そんなことを誰も指摘しないし、       映画「男はつらいよ」の山田洋次は

   文句を言わないのですが、その違和感が    渥美清と倍賞千恵子は天才だ。どんな

  現在まで続いています。演劇には1人芝居   台詞を投げてきても的確にキャッチボ

  と言うジャンルがあります。それであれば   ールがお互いにできる。他の役者は一

    問題ないです。仲代は常に一人芝居を     生懸命に相手役に思いを伝えてもらうしかない。

やっているのでしょうか。演劇の基本は相手の    なり振り構っていられないと言っています。山田は

   台詞を聞くことです。これが難しいです。    仲代を使っていない。多分仲代が出演していたら、

  自分の台詞しか覚えない人には無理なのです。  撮影は停まってしまうと思う。相手の台詞に反応し

演劇関係者に聞いた話ですが、仲代の演技方法に    下さいと言うと思うが、出来ないと思う。山

    異論のある俳優さんはいるとのことです。   田の演技指導は厳しい。やってみせるので、 

   相手の台詞に反応していないし、一人芝居    そのまま真似してください。となる。

  していると言う事らしいです。思っていても      緒形はそれは言われないです。出来ていると思いま

        誰も仲代には言えないのですね。     す。 仲代の出演作には平凡な役がないです。

   映画「鬼龍院花子の生涯」で感じた事は舞台での    緒形は平凡な役が殆どで、変わった役が

      演技方法をそのままやっていると思いました。    時々です。人を感動させる役者は緒形 

    それでも、そこそこの良い演技に見えてしまうのは    と言う事になります。勿論ちまたで

       映画の作り方に負う所が有る。映画の撮影は    の評価は仲代も高いのであくまでも 

     細かいカットを撮って行く。それを編集で繋いで      私の個人的な評価です。

       ゆき作品にする。仲代に合っているのが映画

      です。相手の台詞を聞いていようが、いまいが

      編集でどうとでもなるのです。カットで面白い

       演技が出せるのかが勝負になります。仲代は

       舞台で散々やっていますから、これは得意です。

  ○観た主な映画

  「炎上」市川崑、共演市川雷蔵

「切腹」小林正樹、共演三國連太郎

 「上意討ち拝領妻始末」小林正樹、

   共演加藤剛・司葉子

  記憶に残る作品が少ないです。市川、小林

  は巨匠です。演出力の凄さだと思います。

テレビドラマの出演はないようです。

 

2020年6月18日 (木)

映画「愛を読むひと」

映画「愛を読むひと」

監督:ステーブン・ダルドリー

脚本:デビット・ヘヤー

原作:ベルンハルト・シュリンク

撮影:クリス・メンデス

製作:アンソニー・ミンゲラ   

   シドニー・ポラック

出演:ハンナ、ケイト・ウインスレット

   マイケル、レイフ・ファインズ

   マイケル(少年時代)ダフィット・クロス

2009年 独米合作 124分 製作費3200万ドル 

アカデミー最優秀主演女優賞:ケイト・ウインスレット

 

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広い世界はひと言:

日本の保守派の代表的な評論家で2019年に自殺された西部邁先生お勧めの映画です。

2009年の独米作品「愛を読むひと」をやっと見る事が出来ました。主人公の女の出自や何故こう

言う生き方をしてきたのかを一切説明していません。映画を見た人は、15歳の少年と35歳の女の

単なるラブストーリーと捉えてしまうと思います。本当にそうだろうか、と考えました。

調べて分ったことは、当時のドイツはナチス政権下で、アーリア民族至上主義政策をとっていた。

どういうことかというとアーリア民族以外は劣った人種であると言う事です。それに基づいて、ユダヤ人、

少数民族・ロマ族(ジプシーはロマ族の蔑称)の大量虐殺、米コロンビア大学の調べでは、ロマ族は95万人

の内最大で29万人(実際には50万人以上とも言われる)が死亡した。これはユダヤ人に次ぐ2番目に多い

犠牲者である。ドイツ国内の身体・精神障害者・知的障害者の断種手術などありとあらゆる事を行いました。

そして選挙権も奪いました。その中の政策のひとつが、これらの人々に対する文盲政策です。

文盲にしておけば支配するのに都合が良かったのです。このような酷いことをナチスがやれたのは、

国民の支持があったからです。ナチスは独裁政権ではありません。合法的に選挙で選ばれた政権で

あります。国民の差別意識を煽り、国民の連帯の分断に成功したからです。

ここからは、調査に基づいた私の仮説です。15歳のマイケルと35歳のハンナの出会いは偶然です。

ロマ族のハンナは男に対してお礼として身体を与えて生き延びてきたのだと思います。

マイケルにも普通のことをしたのです。マイケルはそれを愛されたと勘違いした。

マイケルがセックスの後にハンナに僕を愛してると聞くと、ハンナは首を横に振りますが、

その後縦に振ります。マイケルはハンナの気持ちは誤解していると思ったが、相手にサービスしてしまう

ロマの自分がいる。

西部先生は、映画の女ハンナは人種差別されて殺されたロマ族だったのではないのかと指摘されていた。

それでラブストーリーではないと思いました。ハンナは生きるために少年に自分の女の部分をお礼として、

返しただけなのだ。少年はそれを愛情として受け取った。女が文盲だったのは、

当時のナチス・ドイツが人種差別政策として文盲政策をとっていたのと符合する。

女が服役して55歳になった時に、少年とまた一緒に歩いて行くかに見えた。しかし、

女は首つり自殺をして死んでしまいます。何故、女は死んでしまったのかは、

西部先生が自分の出自・ロマ族が恥ずかしかったから死んだのだと思う、そうだと思います。

彼女は、ロマで有りながら、1人で55歳で死ぬまでに、どんなにおそろしく、

哀しみが麻痺してしまうほどの経験の中を、強制収容所の看守として生きてきたのか。

想像するだけでも悲惨を通りこして、感情が麻痺してしまいそうです。

ですから、彼女は少年に身体を与える事などは簡単なことなのです。今までもそうやって

しのいで生きてきた。ハンナが常にびくついているのは彼女の性格では無く、そうやって生きてきた

後ろめたさからだと思う。裁判の時にも同じ看守の中で彼女は孤立していた。

看守の中でも人種差別があったのかもしれない。いずれにしても、女としての身体を使って生きる

淫らなジプシーのロマが恥ずかしくて、嫌で死んだのだと思います。

(「ナチズムの犠牲者としてのスィンティ・ロマの位置づけ
―忘れられた犠牲者をめぐる考察―千葉美千子 北海道大学研究論文」を参照させていただきました。」)
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/35539/1/1_p2-32chiba.pdf

 

※西部邁:保守派の代表的評論家(元東大教授)2019年に多摩川で入水自殺する。

西部氏は私とは思想的立場が全く違う方だと思っておりました。晩年の発言では、米国べったりの思想

の何処が保守と言えようか、安倍は保守ではない。保守に一番ちかいのは、共産党だと言ったそうです。

2020年5月30日 (土)

映画「精神0」観察映画(ドキュメント)の旗手、想田和弘監督の第9弾

映画「精神0」

監督・製作・撮影・編集:想田和弘

山本昌知、山本芳子

2020年日本・アメリカ 128分カラー・モノクロ ドキュメンタリー 配給東風

第70回ベルリン国際映画祭フォーラム部門エキュメ二カル審査員賞受賞

広い世界はひと言:コロナ禍で当初劇場公開が危ぶまれていました。

          そこで、想田監督は仮設の映画館(ネット)で公開することを考えていました。

          幸いに映画館が再開しましたので、映画館で見ることが出来ました。

          劇場はほぼ満席でした。

          ひと言で言うと現役を引退する精神科医山本昌知82歳と高校の同級生だった妻芳子

          とのラブストーリーです。患者さんにとっては大事な先生である山本。

          辞めないで欲しい、いつかは辞める時はくる、先生も困りました。・・・

          題名の「精神0」の意味は山本医師が診察のなかで患者さんに言った言葉です。

         「やりたいことは我慢しなくて良い、全部やったらいい」「週のうち1日くらいは、

          何もしないで、ただぼーっとしている日があった方が良いね、精神0の日、

          そうすると、食事が美味しいとか、それだけで、生きてる幸せを感じられる。」

          だそうです。人生100年生涯現役と誰かが言っていますが、80代まで同じ仕事を

          続けられる人は特殊な技術を持った人、例えば医師、映画監督などの芸術家でしょう。

          山本医師のような精神疾患の患者に向き合う医師は自分のプライベートを犠牲にしている。

          家に患者を泊めたりして家族に迷惑を掛けた。引退後は余生を妻と2人で送っていく

          のだろう。本作は説明的な描写が少ないので、妻が何の病気かがわかりません。

          想像するに認知症かなと思います。

 

 

 

 

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2020年5月17日 (日)

2019年日本映画・邦画 私のベスト10は? 

2019年の日本映画私のベスト10

1・ある船頭の話

オリジナル脚本・監督:オダギリ・ジョー(第1回監督作品)

撮影監督:クリストファー・ドイル

音楽:ティグラン・ハマシアン

衣装デザイン:ワダエミ

出演:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、永瀬正敏

   伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、

   笹野高史、草笛光子、細野晴臣、橋爪功

オダギリジョーについて・・母子家庭だったため、幼少時は映画館に預けられて育った。

このことが映画監督を目指すきっかけとなる。

国立大学の理工学部に合格し、入学金を渡すため門の前まで来たものの、このお金を

留学代に使いたいと母に説明し、入学を断念。

カリフォルニア州立大学フレズノ校に留学。当初演出コースを専攻する予定だったが、

願書の記入ミスによって演劇学を専攻[3]。その後休学。1999年に舞台『DREAM OF PASSION』

で俳優デビューを果たした。(ウィキペディアより)

広い世界は・ひと言:監督は有能な俳優なので、芝居を撮るのが上手い。芝居とはドラマのこと、

      テレビドラマの多くは芝居ではなく台詞による説明なのだが、この違いが分かりにくい。

      俳優が無言で芝居をしてもその人の気持ちを表現できる演出力のことも1つです。

      台詞が必要な場合もあります。特攻隊の生き残りと現代青年の価値観の対立を描く

      山田太一ドラマ「男たちの旅路シリーズ」などは長台詞が多いが、お互いの考えを

      ぶつけ合うために台詞は必要です。

      この場合は、いくら台詞が長くても説明的な台詞ではありません。俳優も同時に

      しっかり演技をしています。

      クリストファードイルも芝居を撮るのが上手い。

      オダギリは、黒澤明が好きだそうだが黒澤映画も説明的ではない。

      ロケーションは新潟県阿賀町の阿賀野川流域で行われました。

      製作費はかなり掛かっていると思います。第76回ベネチア国際映画祭正式出品作品です。

「わからなさ」を恐れるな。人生はわからないからこそおもしろい 

オダギリジョー×柄本明インタビュー https://www.pintscope.com/interview/odagiri-emoto/

人生において失ったものが、その後の人生を支えることもある 永瀬正敏インタビュー

https://www.pintscope.com/interview/masatoshi-nagase/

 

 

2・男はつらいよ お帰り寅さん

  原作・脚本・監督:山田洋次

  脚本:朝原雄三

  撮影:近森眞史

  主題歌出演:桑田佳祐

  出演:吉岡秀隆、後藤久美子

     倍賞千恵子、前田吟、夏木マリ、浅丘ルリ子

  広い世界は・ひと言:「男はつらいよ」の50作目です。前作から⒛数年が経ち寅さん

  は過去の作品の中に登場します。そして今作は、吉岡と後藤の恋?になります。

3・デイアンドナイト

  プロデューサー:山田孝之

  監督:藤井道人

  企画・主演:阿部進之介

  出演:安藤政信、清原果那、小西真奈美、田中哲司

  広い世界は・ひと言:映画「新聞記者」の監督の方です。映画「新聞記者」の公開が先ですが、

      本作が先に作られています。

      この作品のテーマは人間を救う為に悪は許されるのかと言う事です。必要な悪の前では善

      って何ですか。善で人は救えないでしょ。と言う視点が凄いデス。

      この作品をたまたま観た「新聞記者」の河村プロデューサーが

      監督をオファーしてきたそうです。何度も断ったそうです。その理由は自分のような普段新聞も

      読まない、政治にも関心がない者には撮れない素材だと。河村さんの答えは、政治的な問題を

      多くの人に楽しんで見て貰う為には若い感覚でこの映画をエンターテイメントとして撮ったら

      きっと受けると思った。それで、大ヒット作「新聞記者」が生まれました。

      もし、社会派の監督が撮っていたらこんなに大ヒット作にはならなかったと思います。

4・恋恋豆花

  企画・監督:今関あきよし

  出演:モトーラ・世理奈、大島葉子

     椎名鯛造、真宮葉月、

     シーチー・ティエン、ヴィッキー・バン・ズーミン 

     広い世界は・ひと言:思春期の娘が父の再婚相手と2人で台湾旅行に行く。最初は

     嫌がっていたが少しずつ義母に心を開いて行く。母役の大島葉子さんが自然でよかった。

     オール台湾ロケ作品。台湾のスターさんも出ています。

5・おいしい家族

  原作・監督:ふくだももこ

  音楽:本多俊之(マルサの女)

  出演:青治(橙花、翠の父で高校の校長)・板尾創路、橙花・松本穂香、

     和生(青治の結婚相手)・浜野謙太、ダリア(和生の娘・女子高生)・

     モトーラ・世理奈、翠(橙花の弟で妻はスリランカ人)笠松将、

     エビオ(翠の同級生で伊勢エビを生業にする・橙花のファン)・栁俊太郎

  広い世界は・ひと言:「実家に帰ると、父が母になっていました」自分を見失ったヒロインが

        母の三回忌に帰った故郷の島ーそこは人を互いに肯定し合うユートピアー(パンフレットより)

       「父さん今日から母さんになる、母さんと呼んでも良いぞ」

        父さんが同性と結婚すると言う話。家族で、ただひとり異を唱える娘役の松本穂香さん、

        テレビとは全然違う性別を超えた迫真の演技が、とても良いです。ふくだ監督の意図かも

        知れませんが。

6・夕陽のあと

  企画・原案:舩橋淳  

  監督:越川道夫

  脚本:嶋田うれ葉

  出演:佐藤茜(豊和の生みの母)・貫地谷しほり、(豊和の育ての母)日野五月・山田真歩

     日野優一(五月の夫)・永井大、新見秀幸(茜に好意)・川口覚、

     日野豊和(五月の子)・松原豊和、日野ミエ(優一の母)・木内みどり 

     広い世界は・ひと言:ひとりの子供をめぐる、生みの母と育ての母の葛藤。母親の資格

           とは何か。どこかで、みたテイストの映画だなとおもった。越川監督は澤井信一郎監督に

           薫陶を受け、撮影所時代の伝統のある演出方法をとる方だそうだ。なので、茜が全力で

           走るシーンを、俯瞰(上から)で俳優の走りが見えるように、望遠レンズも使い撮っている。

           誤魔化しなしで、走り終わるまで、その後の演技も撮っている。俳優の全てを

           堪能出来るのである。たまりません。

           ※澤井信一郎1938年8月1日生・東京外国語大学ドイツ語科卒 東映入社

                         マキノ雅弘監督に師事

            監督作品・1981年東映映画「野菊の墓」松田聖子主演(第1回監督作品)

                 1984年東映映画「Wの悲劇」薬師丸ひろ子・世良公則主演、

                 1985年東映映画「早春物語」原田知世主演・林隆三、日本映画監督協会

                   新人賞受賞・Wの悲劇と含め、第9回日本アカデミー賞最優秀監督賞受賞

                 1998年東映映画「時雨の記」吉永小百合主演 

           助監督作品・1970年東映映画「昭和残侠伝死んで貰います」マキノ雅弘監督、高倉健主演

            脚本作品・1984年東映映画「麻雀放浪記」和田誠監督、真田広之主演

                   

           

7・無限ファンデーション

   監督:大崎章

   音楽・主題歌:出演:小雨(享年18歳)西山小雨

   出演:南未來(髙1)南沙良、南今日子(未來の母)片岡礼子、

      滝本祐介(未來の担任・演劇部顧問)嶺豪一、未來の父・渋川清彦(写真)

  広い世界は・ひと言:製作費の関係で全編脚本なしの即興芝居で撮影するしかなかったそうです。

8・半世界

   監督:坂本順治

   出演:稲垣吾郎、長谷川博巳、渋川清彦

      池脇千鶴、

      広い世界は・ひと言:男3人の幼馴染の話。稲垣がスター芝居をしていないのがいい。。

      炭焼きのオッチャンに見えた。 

9・さよならくちびる

   監督:塩田明彦

   出演:門脇麦、小松奈菜、成田凌

   広い世界は・ひと言:ハルレオと言うフォークグループが全国ライブをする話。成田凌がマネージャー

   で2人の女性にかんでくるよ。   

   門脇麦が好き。  

 

10・愛がなんだ

   脚本・監督:今泉力哉

   原作:角田光代

   脚本:澤井香織

   音楽:ゲイリー・芦屋 

   出演:テルコ・岸井ゆきの、マモル・成田凌、

      葉子・深川麻衣、ナカハラ若葉竜也、

      すみれ・江口のりこ、テルコの母・筒井真理子、

      テルコの上司・片岡礼子、マモルの親友・中島歩

   広い世界は・ひと言:好きなマモルに愛されなくても、マモルと同化したいテルコ。

         マモルになってしまいたい。それがだめなら、マモルの親戚でも良い、

         マモルの親友の恋人でも良いと思うテルコ。それは愛などではなく

         ストーカーを越えている。愛ってなんだ?愛とは永遠の片思いなのか。

         愛していると伝えても、セックスをしても、結婚しても、対等な両思いにはなれない。

         葉子を愛しているナカハラは葉子の言うがままの男。この映画のナカハラとテルコの

         シーン、ナカハラは葉子を愛するのを止めることにしたとテルコに伝える。

         テルコはナカハラに好きなら身を引くことはないと言う。ナカハラ、自分が葉子さんを

         ダメにしているかもしれない

        (我が儘にしてるかも知れない)だから離れようと思う。

         テルコはナカハラに「うるせえーばーか、愛がなんだ」と言う。ナカハラは

        「幸せになりたいですよね」とテルコに言い残して去って行く。テルコがナカハラを

         怒ったのは、自分の行動が実はナカハラと一緒だと言うことに気づいたからだ。

         このシーンは涙が出ました。この映画で、ナカハラの存在はとても重要です。

         テルコはマモルになりたい、何でも良いから側にいたい。ナカハラは葉子が好きを止めたい。

         ナカハラは葉子が寂しいときに自分を思い出してもらいたいそして話を聞いてあげられる

         恋人で居たいと今までは思っていた。自分が例え何番目の男でもいいと。テルコは例え

         マモルの親友の恋人になってでも、マモルの側に居たい。これは、もう愛じゃないよね。

         自分が幸せになることだよね。これは理解出来ないですが。

         テルコ役・岸井ゆきのとマモル役・成田凌、2人とも魅力的に見えてしまって、

         そうじゃない普通の男女の物語なのですが。撮影中にスタッフが成田をダサくするために

         努力したそうです。ダサイ服を着せても上手く着こなしてしまって、困ったそうです。

         成田はメンズノンノ出身のモデルさんですからね。岸井さんもどこにでも居る普通の

         女の子の役なのですが、超可愛く見えてしまいました。ナカハラ役・若葉竜也さんは

         当初に比べて重要な役に膨らんでいったそうですが適役でした。

         主演の2人は生活感のある緻密な演技が素晴らしかったです。

         テレビドラマでは生活感に乏しい演技が多くて、その乏しい部分を説明的な台詞でカバー

         したりして、しらけてしまいます。自分の好みでは、これが1位です。

         岸井ゆきの好き。成田凌は今までの作品中ベスト演技。     

  「愛とはなんだ?」めんどくさい、正解がない、よくわからない・・・・でも手探りし

  続けられるからこそ、いいんじゃない?岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也インタビュー

  https://www.pintscope.com/interview/kishii-narita-fukagawa-wakaba/

 

特別賞:米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯

    監督:佐古忠彦

    音楽:坂本龍一

    広い世界はひと言:沖縄の政治家・革命家、瀬長亀次郎の1954年~1987年までの230冊を越える日記を

          もとに、沖縄の戦後史を描いたドキュメンタリーです。監督は筑紫哲也NEWS23の佐古忠彦

          キャスターです。

広い世界は・ひと言

10に漏れた作品も有ります、例えば、深田光司監督+筒井真理子「よこがお」「町田くんの世界」など、

10作品と差はそんなに無いです。気分でも変わりますので、だからではないですが、選出理由は書きません。

観ていない人には意味ないし、観た人はそれぞれ感性が違うので、好みを押しつけるつもりはありません。

1年に一度の、楽しみでやっています。洋画は見る本数が少なくなりましたが。ギリアムが執念で完成させた

大スペクタクル映画「テリーギリアムのドンキホーテ」、80歳を越えてもエネルギッシュなクリント、

イーストウッド監督の冤罪もの「リチャード・ジュエル」ジェームズ・マンゴールド監督、

マット・デイモンVクリスチャンベイル、2人のの名演技には涙が出た「フォードVフェラーリ」

タイカ・ワイテティ監督、監督自身がジョジョの友だちのヒットラーを 演じた寓話「ジョジョラビット」

韓国映画・ユン・ジョンビン監督、北朝鮮に潜入した韓国工作員と北朝鮮高官との友情の物語・実話

「工作・ブラックビーナスと呼ばれた男」それぞれ見応えがありました。

  

2020年3月23日 (月)

映画「子どもたちをよろしく」、いじめだけでは中学生は死なないと言うことがこの映画で分かった。

映画「子どもたちをよろしく」

監督・脚本:隅田靖(2007年東映映画「ワルボロ」でデビュー、今作が2作目、澤井信一郎監督の愛弟子、

          テレビ「あぶない刑事(でか)」、館ひろし、柴田恭兵主演の助監督を長年勤める。)

企画・統括プロデューサー:寺脇研(元文部官僚で「ゆとり教育」の旗振り役で「ミスター文部省

            と呼ばれた。映画評論家、京都造形芸術大学教授、プロデユース作品に

            映画「戦争と1人の女」2013年井上淳一監督、映画「バット・オンリー・ラブ」

            2015年佐野和宏監督)

企画:前川喜平(元文部科学省事務次官、2017年同省の天下り問題の責任をとって退官。退官前に

        森友学園と加計学園の事件が起き、それに関して事務次官として勇気ある告発を行った。

        現在は自主夜間中学のスタッフとして活動する。)

協力:澤井信一郎(監督作品・1981年東映映画「野菊の墓」でデビュー・松田聖子主演、1984年東映映画

         「Wの悲劇」薬師丸ひろこ主演、助監督作品・1970年東映映画「昭和残侠伝死んで貰います」

         監督マキノ雅弘、主演高倉健 、脚本作品・1984年東映映画「麻雀放浪記」監督和田誠、

         主演真田広之

出演

  デリヘル嬢・赤沢優樹菜・稔の義姉(役:鎌滝えり)

  いじめる側、優樹菜の義弟の赤沢稔、中学2年(役:杉田雷麟)(映画「半世界」稲垣吾郎の息子、

                      映画「長いお別れ」の山崎努の孫)

  優樹菜の実母妙子(役:有森也実)(映画「キネマの天地」のヒロイン)

  稔の実父辰郎(役:村上淳)(「映画ナビィの恋」のナビィの夫)

  いじめられる側・吉原洋一中学2年(役:椿三期)(幼少期よりドラムスをやりプロを目指している。)

  ギャンブル依存症の貞男・洋一の父:(役:川瀬陽太)(映画2015年・この国の空外12本

  、2016年・シン・ゴジラ外11本、2017年・海辺の生と死外14本、

   2018年・菊とギロチン外14本、2019年・イソップの思うツボ外5本

  、ピンク映画2015年・痴漢電車~外1本、2016年・性辱の朝~外1本、

   2017年・感じるつちんこ~外1本、2018年・変態家族~外1本、2019年・たわわなな気持ち~、

  出演テレビドラマ多数日本を代表するバイブレーヤー)

 

2020年 日本 カラー 105分     配給・宣伝 太秦

 

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優樹菜と姉に想いを寄せる義弟稔

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義父に惚れている優樹菜と義父辰郎

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洋一とギャンブル依存症の父貞男

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死を選ぶ洋一

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ひと言:

見終わって、やりきれない気持ちになりました。誰も悪くないのに、しいて言えば、かつてはまともだった

大人達が、社会の中で、傷付き、落ちるところまで落ちて、ギャンブル、アルコール、対人依存の病気に

なってしまいそれが、中学生の子供を死に追いやる。理屈っぽい映画ではないです。見応えのある映画

です。低予算の映画だそうですが、そんなことを感じさせない面白い映画になっています。

それは隅田監督が東映で映画「ワルボロ」を作り、テレビでは「あぶない刑事(でか)館ひろし、柴田恭兵主演」

の作品で長年助監督をされていた方だからです。

だから、低予算、実質撮影日数11日でこの映画を完成させる事が出来たのだと思います。

完成してしまえば、映画は面白い方の勝ちです。撮影は殆ど、群馬県の桐生市で行われ、

東京は東映東京撮影所で行われました。

映画を見ただけでは理解出来ない事がありました。稔が好意を寄せている義姉優樹菜が義父と2人で家を

出て行くのは何故なんだろう。分かりませんでした。

監督の裏設定では、優樹菜は幼い頃から父親がいなくて、母が再婚して、新しい父が出来たときに、

なんて、素敵なお父さんなんだろうと思った。つまり優樹菜はファザコンなのです。新しい父に惚れて成長して

大人の女になった。新しい父が、今までの義理の父(性暴力をする)とはちがい、優しい事が分かっていた。

彼女は、1人の女として父(男)を愛していると言うのが演出の裏設定だそうだ。好意を

寄せている稔をも見捨ててはいない。周りにバッシングされても「強く生きなよ」とエールを送っている。

詳しくは下の監督インタビューをどうぞ。

 

隅田靖監督インタビュー(映画ログプラスより)

https://tokushu.eiga-log.com/interview/39255.html

     

2020年3月21日 (土)

検査、検査、検査、そして隔離  日本で検査を阻むものは コロナ対策の影と光(児玉龍彦さんと)

 色んなコロナの情報が溢れております。どれが本当なのか、

それらに振り回されている今日この頃です。

表題(検査、検査、検査、陽性者は隔離はWHOの声明だそうです)について話し合った、分かり

やすい50分位の動画が有りましたので、ご紹介します。是非ご覧戴き、お互いに正しい知識を持ちましょう。

YouTube(サイト名・デモクラシータイムス)アドレスは1番下に記載しました。

話の内容をざっと、御紹介いたします。

1,今回のコロナウイルスの特徴について。

2,コロナの感染対策についての精密な医療とは。

3,日本は感染者の数が少なくて世界の優等生と言われているが果たしてそうか。

  感染者数の粉飾はないのか。感染の疑いの有る方々に対する検査をしているのか。

4,ワイドショーでは分からない、ディ-プなお話。

お話をしてくださったお2人のかた

  児玉龍彦 東大名誉教授(現、東大先端研がん・代謝プロジェクトリーダー)

  金子 勝 立教大学特任教授  

https://www.youtube.com/watch?v=ApAbkrsa7ZU&t=1158s

2020年3月18日 (水)

映画「血筋」 中国朝鮮民族、初のドキュメンタリー映画です、映画「弥生、三月」君を愛した30年、実行委員会形式の悪い見本。中身がスカスカの史上最悪の映画です

映画「血筋」 中国朝鮮人族、初のドキュメンタリー映画

 カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」グランプリ受賞

シネ・ウインドにて3月14日~3月27日公開

プロデューサー・監督・撮影・編集:角田龍一

        大学の卒業制作で撮影を始めて6年で完成公開する。

        監督は中国・延辺朝鮮族自治州・延吉市で生まれ、10歳で

        日本へ移住する。20歳を迎えたとき過去を振り返るため、

        画家だった父を探すことを決意する。~韓国・北朝鮮の他に

        、もう一つ存在する「中国朝鮮民族」~今まで注目されてこなかった

        中国朝鮮族を、「父と子」という個人的な視点から取り上げた、

        世界初のドキュメンタリー作品。

プロデューサー:山賀博之(「エバンゲリオン」のガイナックスの創立者)

音楽:作曲・演奏:鄕古廉(バイオリニスト・中学時代の監督の同級生)

 

2019年  カラー 73分 朝鮮語 日本語 中国語  配給アルミード

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ひと言:

自分の血筋を辿って父を探したい、そして10歳で離れた父と18年ぶりに会いたい、

そんな思いのドキュメンタリー映画と思っていたので、監督はどんな人かなと思っていました。

目の前の監督はイケメンの20代の現代青年でした。大学の卒業制作で撮影を始めて途中資金繰り

に困りながらも、6年をかけて、完成までこぎ着けたのは、きっと彼が、好かれる人柄、応援した

くなるような人なのでしょうね。羨ましいです。

映画の所々で、涙がでました。自分も子の親なので映画とシンクロさせてみていたのでしょう。

中国での成功者の叔父の言葉が刺さる、沢山子供を育てても、結局誰も親の面倒は見ない。老夫婦

だけで暮らしている。何のために子供を苦労して育てたのか分からない。自分は子供を頼りにしていない。

自分で老後は何とかするつもりだ。お前の父(自分の兄)だって3人も子供を育てて、今は1人で暮らしている。

可愛そうだと思わないか、面倒を見てやれ、今のままでは、不法滞在になる。お前が映画で成功したら、

助けてやれ。後日談ですが、叔父がこの映画の記事を読んだと知らせてくれたそうだ。

しかし、叔父も、父も、まだこの映画を見ていないとのことです。みたら、喜んでくれると思います。

この映画が中国や韓国でも公開されるとよいです。

あと、ドキュメントなので、中国、韓国の現状がよく描かれていました。中国に住む祖父が、

生活に困らない十分な年金を受けていると言ったのには驚きました。韓国に住む父の言葉で、

もしも、希望する学部が特にないなら、法学部で、弁護士になれば韓国では最高のエリート

とのことでした。

「父」の無様な生き方を愛さずにはいられないの言葉に監督の父への愛情を感じました。

 

映画「血筋」公式ホームページ

https://indelible2020.com/introduction/

 

映画「弥生、三月」君を愛した30年

脚本・監督:遊川和彦

出演:波瑠、成田凌

広い世界はひと言:一見豪華に見えるが、中身のないスカスカの史上最悪な映画です。役者だけのせいでは

ないと思うが、説明的な演出、脚本も説明的、故に役者の演技も説明的。台詞もきれい事ばっかり。

テレビならば、これでいいかもしれないが、これは、映画です。知名度しかないテレビ脚本家に映画は

撮って欲しくないです。致命的なのは、話に現実味がなくきれい事なとこ、ステレオタイプの良くある話に

とどまっている事。家族(父親)や、それによる自分の困難さを結婚式の場で台詞で説明しちゃダメでしょう。

それと、表現がワンパターンだ。例えば、エイズにかかった友達をかばう時、成田の息子の高校教師

かばう時、何時も波瑠は大声を張り上げるだけの、ワンパターンな演技だ。もっと違う表現があってもよい

と思った。今回は悪名高い実行委員会形式、出資は悪の電通、東宝、朝日新聞社など。実行委員会形式の

映画は制作資金が潤沢なので一見豪華に見えるが中身は、スカスカだ。今作もその例外ではなかった。。

何故面白くならないのか、理由は映画の素人の電通が金も出すが口も出すからだ。

映画の内容以前のキャスティングのミスを指摘します。成田はよい。波瑠はどう見ても年齢的に

高校生役は無理だ。これでまず冷める。成田の息子・高校教師役・岡田健史の演技が下手すぎる。

台詞くらいはまともに言おうよ。下手な役者を電通?、ホリエイジェンシーあたりがねじ込んで

きたんじゃないのかな。遊川氏はテレビに戻ってください。映画の信用が落ちますので。

初めて見る遊川映画なので、期待したんですが、期待外れでした。

※実行委員会形式の映画について:映画の製作に出資する資本を分散するやり方です。

映画が儲からなかったときに、何社かで出資金を分担することでリスクを減らす。

もっぱら、経済的な観点から行われる製作方式。問題点、資金を出資した者が儲けるために口をだす。

たとえば、主演は誰にしろから始まって全てに渡る。挙げ句の果てはこの企画はヒットしないから、

違うのをやれ。ここまで来ると本末転倒だ。全て芸術的な観点からの提言ではない。

遊川監督もこれに苦しめられたかも知れませんね?

 

 

 

2020年3月16日 (月)

テレビドラマ「知らなくていいコト」が3月11日最終回10話が終了しました。野中春樹役、ジャニーズWEST重岡大毅さんの今後に期待します。

テレビドラマ「知らなくていいコト」日本テレビ

今期見ていた、テレビドラマは2つ、「知らなくていいコト」と

「恋はつづくよどこまでも」です。「知らなくて~」は久々の大石静のオリジナル

脚本で、週刊誌の編集部が舞台です。

フライデーのような週刊誌ですか、週刊誌が世の中にもの申す所が面白かった。

最初は主演の2人に感情移入していましたが、、真壁ケイト(吉高由里子)を振った、

元彼、野中春樹役(重岡大毅、ジャニーズWEST)の事が俄然気になって来ました。

彼は自分の考えに忠実に行動したため、真壁ケイト(吉高)を始め、編集部の皆から

最低な野郎と言われた。この、最低な野郎の野中の演技が回を重ねるごとに重岡くん

の演技が凄くなる。上手いです。それに比較して主演の恋人同士2人が煮え切らない。

好きなんだから、結婚すりゃ良いのに。尾高(柄本佑)はもう離婚届けを出したよ。

これで不倫じゃなくなった。赤ちゃんは押しつけられたけどね。

尾高由一郎(柄本佑)はシングルファーザーになっちゃったよ。

主人公の真壁ケイト(吉高由里子)の台詞「自分だけ幸せになったら、良い記事は書けないですからね。」

とか、悟っちゃって。だから、くず野郎の野中春樹が精神的におかしくなっているけれど、

一番まっすぐだなと思いました。野中春樹は編集部を退職してから、芥川賞を受賞するしね。

野中春樹役の重岡大毅さんの、今後のご活躍に期待しています。

YouTubeの「知らなくていいコト」の野中春樹のサイトにコメントを投稿しましたので、

以下の通りご紹介いたします。それと、重岡大毅さんの画像を貼らせていただきました。

「知らなくていいコト」は1月23日のブログにも書きました。興味のある方はそちらも

 お読みください。

 

重岡大毅さん   (ジャニーズWESTファンクラブサイトより)

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知らなくていいコトの重岡大毅さん↡

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コメントを掲載して戴いたYouTubeのサイトのリンクを以下に貼りました。↡

https://www.youtube.com/watch?v=O94ZlJjstko

 

9話のケイトの部屋でゲロ吐く野中くん最高に素晴らしい演技と思います。
アイドルで演技が上手い人は多いのですが、自分で、どうして良いか分からないもだえ苦しむ
ダメ男を演じたら重岡さんの右に出る人を知りません。重岡さんのお陰です、柄本さんの格好良さは。
このドラマは台詞を言わない名優小林薫とダメ男達の希望の星重岡大毅の2本柱が脇からが支えている
と思う。映画「砂の器」をご覧になりましたか?緒形拳さんが、キャスティングされたのですが、
主人公の父親がやりたいと言ったそうです。その役が「砂の器」の感動のキーポイントと
分かったのでしょうね。父親役は加藤嘉、この時点ではこの人しかやれませんね。緒形さんは
巡査の役でしたが、この役も感動的でした。この2人の名優は台詞で表現するのではなく、
身体で演技している、身を削って演技していると感じました。重岡さんの演技もそうです。
ソファーでもだえ苦しむ、編集部で床に這いつくばる、全てそうです。
重岡さんの今後に期待しています。

 

 

 

 

2020年2月12日 (水)

映画「ロマンスドール」

映画「ロマンスドール」

監督・脚本・原作:タナダユキ

主題歌:ネバー・ヤングビーチ「やさしいままで」

出演:北村哲雄・高橋一生(耳をすませば、凪のお暇、)

   北村(小沢)園子・蒼井優(長いお別れ)

   相川金次・きたろう

2019年 日本 123分 カラー ヨーロピアンビスタ フィルム撮影 5・1ch PG12

 

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ひと言:


本日観てきました。フィルムでの撮影ですか。贅沢ですね。フィルムはデジタルと違い数分で
カートリッジを交換しなければならない髙価な物です。質感はデジタルとフィルムの
違いは分からないです。では、何故国内で販売していない、(現在、冨士フィルムがフィルム
の生産をしていませんので、外国のイーストマンコダックを使用するのでしょう。)
フィルムに拘るのでしょうか。技術的な問題でないのであれば、後は精神的な事かな、
撮影現場が引き締まり、想像以上の芝居が撮れると言うことでしょうか。
日本でフィルムで撮影をしている監督は数人の巨匠だけと聞いています。
外国では「ダンケルク」などがフィルム撮影に拘って作らた映画は有ります。しかし、そのために、
巨額の製作費を投じています。昔、テレビや映画で使われていたフィルムはとても贅沢な物に
なっています。
高橋一生さんは頑固な演技をしていますね。「凪のお暇」でも同じ物を感じました。
そのような俳優さんなのでしょう。タナダ監督にも同じものを感じます。
万人うけはしませんが、一部の人には強烈に言いたいことが伝わります。
タナダ監督は華麗な映像が撮れる人ですが、それを封印しています。
「男はつらいよ」の山田監督も封印していると思います。華麗な映像を撮っちゃうと、
言いたいことが伝わらないからなのでしょうか。私、若い頃は「青幻記」や「津軽じょんがら節」
など、映像派の監督作品が好きでした。今は、中身があれば、それで十分です。

2020年2月 1日 (土)

映画「デリー・ギリアムのドンキ・ホーテ」

映画「テリー・ギリアムのドンキ・ホーテ」

脚本・監督:テリー・ギリアム(バロン)

撮影:ニコラ・ペコリー二(ベルトルッチ監督の「ラスト・エンペラー」「シェルタリング・スカイ」

   「リトル・ブツダ」)

音楽:ロケ・バニョス(カルロス・サウラ監督の「サロメ」)

出演:トビー、アダム・ドライバー(スターウオーズ・フォースの覚醒、パターソン)

   ドン・キホーテ、ジョナサン・プライス(バロン、007トゥモローネバーダイ)

   アンジェリカ、ジョアナ・リベイロ

2018年 スペイン・ベルギー・仏・英・ポルトガル カラー シネマスコープ 133分 デジタルカメラ撮影 

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       アダム・ドライバー ↡        ジョナサン・プライス↡

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            ジョアナ・リベイロ↡

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       ジョアナ・リベイロ↡ アダム・ドライバー↡ テリー・ギリアム↡

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ひと言:

ビスコンティ、フェリーニが好きな人、難解な映画も好き、三度の飯より映画が好き

そんな人にお勧めの作品です。莫大な製作費(1998年に3120万ドルの予算を集め企画がスタートし

2020年1月24日夢の日本公開)を掛けて作られていますが、日本では何故かヒットしないようです。

兎に角、楽しませてくれる作品です。どうぞ、ご覧ください。DVD向きの作品ではないです。

私は映画が好きで、現在まで、沢山の作品を観てきましたが、作り手の意図が分かった

と言える事はありませんでした。上っ面を撫でたくらいです。ビスコンティ、フェリーニ、テリー・ギリアム

監督達は深すぎます。今作は後半がもの凄く豪華で見応えが有ります。

映像、コスチューム、音楽どれを取っても、耳目の保養になります。絵画、音楽、芝居が

一体となったものが映画ですので、とても贅沢な物です。同じ作品を何度も観ると、段々楽しさが分かり、

身体に染みこんでゆくようです。

ビスコンティで好きな作品は「ベニスに死す」マーラーの交響曲が全編に流れ、水の都ベニスを

たっぷりと見せてくれます。「家族の肖像」貴族とは、貴族の屋敷とは他からの闖入者を貴族に

ぶつけて描いています。

フェリーニで好きな作品は「アマルコルド(私は覚えていると言う意味)」子供の頃の思い出を

暗くならないで描く。「サテリコン」人間の欲望をグロテスクに描く。

ギリアム監督の映画は製作に多額のお金が掛ります。50億円掛けても興業収入で回収出来ていない

作品が多いです。出資してくださる所が有るから良いものの。

日本で言うと黒澤明監督です。製作に多額のお金が掛かる割にお客が入らない。「影武者」が

スピルバーグとルーカスの出資で製作、「乱」はフランス資本で製作された。

今作から、デジタルモーションピクチャーズカメラ撮影になりましたが、使用レンズは

「地獄の黙示録」、「ラストエンペラー」でビィットリオ・ストラーロが使用した

アナモルフィック・レンズがニコラ・ペコリー二撮影監督の主張で使われました。

 

 

 

 

 

 

2020年1月27日 (月)

映画「風の電話」

映画「風の電話」

脚本・監督:諏訪敦彦(2/デュオ、M・OTHER、「2008~2013まで東京造形大学学長・

             現東京藝術大学教授)         

脚本:狗飼恭子

音楽:世武裕子

撮影:灰原隆裕

出演:ハル・モトーラ世理奈

   森尾・西島秀俊(2/デュオ)  

   今田・西田敏行

   公平・三浦友和(M/OTHER)

   広子・ハルの叔母・渡辺真起子(2/デュオ、M・OTHER)

   友香・山本未來

      占部房子

      池津祥子

      石橋けい

   ハルの父・篠原篤

   公平の母・別府康子

2020年 日本 カラービスタ 139分 製作配給ブロードメデイア・スタジオ

 

実在する岩手県大槌町の電話ボックス「風の電話」↡

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主演のモトーラ世理奈さん↡

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   西島秀俊さん↡     モトーラ世理奈さん↡

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2020年1月23日 (木)

テレビドラマ「知らなくていいコト」、テレビドラマ「恋はつづくよどこまでも」

テレビドラマ「知らなくていいコト」

オリジナル脚本:大石静

演出:狩山俊輔、塚本連平

音楽:平野義久

エンディング:flumpool「素晴らしき嘘」

出演:真壁ケイト・吉高由里子

   尾高由一郎・柄本佑

        (主な出演作品、「美しい夏キリシマ」黒木和雄監督

        「十七歳の風景~少年は何を見たか」若松孝二監督、「きみの鳥はとべない」

         三宅唱監督でキネ旬最優秀主演男優賞を受賞する。「火口のふたり」荒井晴彦監督で

         瀧内公美とW主演・キネ旬1位、瀧内公美がキネ旬最優秀主演女優賞を受賞

         「居眠り磐音」本木克英監督             

   野中春樹・重岡大毅(ジャニーズWEST)

   ケイトの母・秋吉久美子

          (主な出演作品、「赤ちょうちん」共演高岡健二、「妹」共演林隆三、

          「バージンブルース」共演長門裕之、「炎の肖像」共演沢田研二、4本ともに

           藤田敏八監督でいずれも日活作品

          「あにいもうと」今井正監督で共演草刈正雄、

          「さらば夏の光」山根成之監督で共演郷ひろみ、「挽歌」川崎義祐監督で

           共演仲代達矢、「昭和枯れすすき」砂の器の野村芳太郎監督で共演高橋英樹、

           「八甲田山」森谷司郎監督で共演高倉健、

   週刊イースト編集長・佐々木蔵之介

           (「間宮兄弟」森田芳光監督で共演塚地武雅(ドランクドラゴン)、

            「超高速参勤交代」本木克英監督)

             京都市の洛中で唯一の造り酒屋、佐々木酒造の3代目 家業承継に向け

             東京農業大学に進学するも神戸大学農学部に編入する。大学では酒米

             などの研究をしていた。在学中に劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加

             し、退団まで劇団の看板俳優として全作品に出演する。遅咲きの俳優さん

             ではありますが、編集長役は適役です。

   乃十阿徹・小林薫 映画「それから」森田芳光監督でキネマ旬報助演男優賞及日本アカデミー賞最優秀助演

            男優賞を受賞する。映画「秘密」滝田洋二郎監督で広末涼子と夫婦役を演じて持ち前

            のコミカルな面と人間の切なさを表現する。

            1973年~1980年の期間は(劇団)状況劇場の看板役者として14本の

            テント芝居に主演するがその後退団。映画・テレビへの出演が始まる。

            今回のドラマでは台詞を喋らなくても演技が上手い。昔、テント芝居を新宿の花園神社

            で見ましたが、抱腹絶倒、何処がアドリブなのか分からない。役者の小林薫さんも自身の

            演技中に吹き出してしまいました。 素晴らしい役者さんです。

1話ゲスト

   茶道の家元・倍賞美津子 

          (主な出演作品、「竹山ひとり旅」新藤兼人監督、「復讐するは我にあり」

          今村昌平監督、「宮本武蔵・高橋英樹版」加藤泰監督 、        

          そのほかに「影武者」「夢」で黒澤明監督、「陽暉楼」で五社英雄監督、

          「ニワトリはハダシだ」で森崎東監督、

          「冬の華」で降旗康男監督、日本が世界に誇れる監督達に起用された。

          松竹のスターの倍賞千恵子は実姉、兄弟2人とも宝塚と双璧のSKD(松竹歌劇団)

          の出身(姉千恵子は首席で入団)

2話ゲスト

   えなりかずき

   市川由衣

3話ゲスト

   タツミーヌ、ダンサー・大貫勇輔

   篠井英介

   大河内浩

4話ゲスト

   ジーザス富岡(ジーザスとみおか) -新納慎也(大河ドラマ「真田丸」)

5話ゲスト

   警察署長・勝野洋(太陽にほえろのテキサス刑事)

   弁護士・小須田康人(半沢直樹)

6話ゲスト

   弁護士・平田満(「蒲田行進曲」深作欣二監督)

   三倉菜奈(NHK朝ドラふたりっ子)

   佐津川愛美 (蝉しぐれ)

7話ゲスト

   作家・西村まさ彦(「ラジオの時間」三谷幸喜監督のデビュー作)

   東源出版・局長・おかやまはじめ

8話ゲスト

   東源出版・副社長・大高洋夫

   代議士の金庫番相田の妻・遠藤久美子

9話ゲスト

   荒牧(AD)・三船海斗

 

2020年1月8日ー   水曜ドラマ  製作日本テレビ

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ひと言:

面白いです。毎回楽しみにみています。週刊誌が世の中を変えていくなんて良いですね。

ゲストの方々の演技が楽しそうに見えます。3話まで全く台詞が無く遠目のシーンだけの

小林薫さんですが、この名優はどんな演技を見せてくれるのでしょうか。

 

テレビドラマ「恋はつづくよどこまでも」

原作:円城寺マキ

脚本:金子ありさ

演出:田中健太、福田亮介、金子文紀

主題歌:髭男dismI LOVE...」(ポニーキャニオン

出演:佐倉七瀬・上白石萌音

   天堂浬・佐藤健

   来生晃一・毎熊克哉・・東京フィルムセンタースクールオブアート専門学校・

              映画監督科コース卒業

              映画「ケンとカズ」主演ケン役で毎日映画コンクール・

              スポーツニッポン新人賞受賞

             「北の桜森」岩木役、「止められるか・俺たちを」白石和彌監督で小水一男役

              NHK朝ドラ「まんぷく」森本元役 

2020年1月⒕日ー  製作TBS

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  佐倉七瀬役上白石萌音さん         来生先生役毎熊克哉さん

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ひと言:

6話の来生(毎熊克哉)はとても良かったです、上手い役者さんです。彼は七瀬が好きで、

いつも彼女に気配りをしている人です。この日も天堂と釣り合わないと落ち込んでいる

七瀬を励ましに来た。

七瀬は天堂にぞっこんではある。この場面の来生「泣くなよ」、「俺がいるから」、「好きだよ」と

七瀬を抱きしめる。来生の中の何かが変わったのか。七瀬にとって来生はどのような存在なのか。

来生にとっても七瀬は?原作があるからそうも行かないのだろうが、この2人が結ばれても

おかしくないと思う。「恋はつづくよどこまでも」とは主人公2人だけの事ではないのですよね。

 

参考資料:

<恋はつづくよどこまでも>なぜ“来生”役に毎熊克哉? ドラマPに聞く抜てきの理由 魅力は「声」

(ヤフーニュースより)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-00000018-mantan-ent&p=3

2020年1月 8日 (水)

映画「しゃぼん玉」

映画「しゃぼん玉」 WOWOW

脚本・監督:東伸児 第1回監督作品(TV相棒助監督)

原作:乃南アサ

主題歌:秦基博「アイ」

出演者

   伊豆見翔人・林遣都(バッテリー主演、TVおっさんずラブ、)

   スマ・市原悦子遺作(青春の殺人者、TV家政婦は見た主演)

   美知・藤井美菜(おもてなし)

   スマの息子・相島一之

   シゲ爺・綿引勝彦

2017年 日本 カラー 108分

 

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ひと言:

 市原悦子略歴:2019年1月12日没。千葉県立千葉第一高校演劇部で活動し、

県大会で個人演技賞を受賞した。

早稲田大学第二文学部演劇専修卒業後、冨士銀行に就職が決まっていたが、

演劇への思いが断ちがたく、俳優座養成所に6期生として入所し、1957年に俳優座に入団する。

私生活では、養成所の同期の演出家・塩見哲と1961年に結婚。おしどり夫婦として知られた。

1971年10月に夫の塩見とともに俳優座を退団した。

中村敦夫が俳優座で12期生として劇団員になった頃、6期生の彼女は既に看板スターであった。

当時の芸能界では、舞台で大役を担う役者は、映画やテレビのスターよりも格上とされており、

彼女は既に役者の頂点にいた。しかし俳優座における「レパートリー闘争」において

集団退団した役者の一人であり、魅力的な演劇の為ならポジションも投げ捨てる、

「肝っ玉女優」である、と評している[15]

40年間市原のマネージャーを務めた熊野勝弘によれば、市原は「欲のない人」で、

作品を気に入れば演じるし、気に入らない仕事は引き受けなかった。ホームドラマは嫌いで

事件モノのが好きだった。一方映像でできるものは舞台ではやらないと決めていた。

松竹の社長から舞台版「家政婦は見た」のオファーがあったが断ったという[16]

2003年4月頃から眼鏡を着用している。

好きな男性のタイプについて、「危険な男性」(具体的には得体のしれない感じだという)、

演じてみたい役について、「犯罪者」と語っている[17]

『家政婦は見た!』の主演を務めたが、家政婦を雇ったことはないという[18]

演出家の浅利慶太は舞台『アンドロマック』、『アンチゴーヌ』に市原を起用し、

「戦後新劇の生んだ最高の女優」と賞賛した[3]

2011年、福島第一原子力発電所事故に関連して「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」呼びかけ人を務めた[5]

(他に湯川れい子・根岸秊衣など)。(以上はウィキペディアを引用しました。)

俳優で、呼びかけ人を務めた、根岸と、市原の二人を、私は尊敬いたします。

主な作品

受賞

1990年映画「黒い雨」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞

1964年ゴールデン・アロー新人賞「ハムレット」

1975年紀伊國屋演劇賞個人賞「トロイアの女」

2003年山路ふみ子女優賞「蕨野行」

テレビ、西新宿俳句おばさん事件簿シリーズ1~3主演

 バスガイド愛子シリーズ1~4主演

 弁護士高見沢響子シリーズ1~12主演

 ホームドクター・神村愛シリーズ一1~2主演

 おばさんデカ桜乙女の事件シリーズ(1994年~2017年)主演

 必殺仕事人2012年~2019年ナレーション

映画「雪国」1957年

  「女殺し油地獄」1957年

  「笛吹き川」1960年

  「五瓣の椿」1964年

  「にっぽん泥棒物語」1965年

  「霧の旗」1965年

  「悪名桜」1966年

  「上意討ち拝領妻始末」1967年

  「あゝ声なき友よ」1972年

  「木枯らし紋次郎関わりござんせん」1972年

  「無宿人御子神の丈吉川風に過去はは流れた」1972年

  「金閣寺」1976年

  「青春の殺人者」1976年

  「やくざ戦争日本の首領」1977年

  「八つ墓村」1977年

  「はだしのゲン涙の爆発」1977年」

  「ふるさと」1983ねん」ナレーション

  「黒い雨」1989年

  「うなぎ」1997年

  「蕨野行」2003年初主演(恩地日出夫監督の8年がかりの力作です。キネマ旬報8位)恩地監督には他に

    「めぐりあい・東宝」「生きてみたいもう一度、新宿バス放火事件」「四万十川」

    「TV傷だらけの天使」、「TV戦後最大の誘拐、吉展ちゃん事件」などの力作があります。

  「あん」2015年

  「君の名は」2016年

  「翔んで埼玉」2019年

TVアニメ

 「まんが日本昔ばなし」1975年ー 語り

劇場アニメ

 「サイボーグ009怪獣戦争」東映動画1967年

 「太陽の王子ホルスの大冒険」東映動画1968年・高畑勲第1回監督作品(原画宮崎駿

 「ごんぎつね」1985年 原作新美南吉

 「君の名は」2016年

吹き替え

 「子鹿物語」(ジェーン・ワイマン)クラレンス・ブラウン監督 

  「道」(ジュリエッタ・マシーナフェデリコ・フェリー二監督

 

 

 

関連資料:

『しゃぼん玉』林遣都インタビュー(ムービーコレクションより)

デビューから10年、過去の苦しみや楽しみが今に活きている

http://www.moviecollection.jp/interview_new/detail.html?id=677

林遣都、市原悦子からのメッセージに涙(エンタメステーションより)

https://entertainmentstation.jp/67886

2019年12月29日 (日)

映画「男はつらいよ お帰り寅さん」 50作目(追加修正版)

映画「はつらいよ お帰り寅さん」 50作目

原作・脚本・監督:山田洋次

脚本:朝原雄三

撮影:近森眞史

美術監修:出川三男

音楽:山本直純、山本純ノ介

オープニング唄・出演:桑田佳祐

出演:車寅次郎・渥美清

   諏訪さくら・倍賞千恵子

   諏訪満男・吉岡秀隆

   諏訪博・前田吟

   朱美(タコ社長の娘)・美保純

   イズミ・ブルーナ(及川泉)・後藤久美子

   高野節子(満男の担当編集者)・池脇千鶴

   原礼子(泉の母)・夏木マリ

   リリー・浅丘ルリ子

   諏訪ユリ(満男の娘)・桜田ひより

   及川一男(泉の父)・橋爪功

 

2019年   製作・配給松竹(株) 日本映画 115分 カラー・シネマスコープ

                         (今作からデジタルカメラ撮影になりました。)

 

 

 

 

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主演吉岡秀隆さん

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 倍賞さん   前田さん   浅丘さん   山田監督 夏木さん 後藤さん 吉岡さん

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ひと言:

私のベストテン男はつらいよ

1位・男はつらいよ 寅次郞相合い傘  ロケ北海道 船越英二出演

2位・男はつらいよ 寅次郞夕焼け小焼け ロケ兵庫県たつの市 宇野重吉、岡田嘉子出演

3位・男はつらいよ 寅次郞あじさいの恋 ロケ京都市・伊根町 片岡仁左衛門出演

4位・続・男はつらいよ         ロケ京都市 東野英治郎出演

5位・男はつらいよ           ロケ京都(天橋立)、奈良市

6位・男はつらいよ 寅次郞忘れな草   ロケ北海道網走市

7位・男はつらいよ 寅次郞ハイビスカスの花  ロケ沖縄県那覇市、国頭村 江藤潤出演

8位・男はつらいよ 寅次郞紅の花       ロケ奄美大島、岡山県津山市

9位・男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郞    ロケ岩手県盛岡市、北海道、渡瀬恒彦出演

10位・男はつらいよ 翔んでる寅次郞     ロケ北海道千歳市(支笏湖)布施明出演

次点・男はつらいよ 口笛を吹く寅次郞    ロケ岡山県総社市、備中髙梁駅 中井貴一、杉田かおる出演

 

 「男はつらいよ」を観ると涙が出てくる事が多い。マドンナに惚れて、その人の幸せの為なら、

どんなことでもする、寅の無償の愛に涙しているのです。

今作でも、山田監督は人の幸せ、今までの作品もそうだが。山田は人はいかにして幸せに

なれるのかを追い求めて来た、青い鳥を追い求めているように、しかし答えは出ていない。

つまり、山田にもそれは分からないのだと思う。

今作にも、過去の寅の台詞を挿入している。満男「人間はなぜ生きていくのですか」寅「生きてて良かった、

そう思えるときが来るんじゃないの」と言わせているが、そんなものなのか。

今作で泉が国連のお偉方と2人で銀座を車で通行したときの台詞「賑わっているが、

幸せなのかしら。イズミ「不満は無いと思います。」「不満がなければ、幸せなのかしら。」

それで、幸せなのかと2人に会話させている。

これは、山田の幸福に迫ろうとする姿勢が出ているが、今の日本が経済的には恵まれていても、

幸せではないのか。国連難民高等弁務官事務所の2人にそれを語らせている。

(イズミの仕事は当初の脚本では国連の職員ではなかったそうだ)。

山田は東大法卒のインテリだ。寅が最も嫌いなタイプの人種である。

寅「てめえ、さしずめインテリだな、だから女の気持が分からねんだよ。女はな、

とても壊れやすい陶器のようにデリケートなものなんだ、大切にしてやらなきゃ壊れてしまうんだ、

そんなことも、てめえ分からねえのか。それじゃあ、女にモテルわきゃあねえよな。」

寅は、頭で考えない、考えられない、惚れたらその人の幸せの為にとことん身を粉にして尽くすタイプ。

そこに「男はつらいよ」の真価があると思います。

観客について・12月29日に観たときはお客さんが劇場の5~6割で、少し心配しましたが、

1月4日再度観に行ったところ、8~9割の入りで嬉しかったです。、若い人も居りましたが、

年配の方の笑い声や、寅への反応など、かつてのファンが支えているのだなと感じました。

キャステングについて

 前作「紅の花」からの続きの作品の設定なので、満男と泉が中心になる、

山田は泉役の後藤久美子の出演がなければ、この作品自体が成立しないと考えた。

満男役の吉岡は現在名優の域に達しており、問題は後藤である。

山田は一番最初に後藤に出演を依頼した。

以下はウィキペディアよりの引用です。

過去に女優としての復帰はないとされていたが、2019年には23年ぶりに女優として映画出演することになる。

その理由として「(スイスの)ジュネーブの自宅に山田洋次監督から長いお手紙が届き『新作を作りたい。

どうしても君が必要だ。どうにか考えてもらえないだろうか』と書かれていた」と、

熱烈な出演依頼があったことを明かした。

手紙からは「山田監督の(『男はつらいよ』)シリーズに対する大きな愛情と、『新作を撮りたい』

という情熱をひしひしと感じた」とし、「読み終える頃には、引き受けるか否かを私が考慮する権利

すらないのではないかとの思いに至った」と出演を受け入れた心境を説明した。

イズミ(泉)の父 今作では、橋爪功さんが演じられていて、50作目だけ観る観客であれば、違和感は

ないと思われますが、43作「男はつらいよ・寅次郞の休日」では、泉が父(寺尾聰)がいる九州大分を訪ねる

話で、満男が衝動的に泉に同行する。九州大分で見たものは、新しい奥さんと暮らす、幸せそうな父でした。

奥さん役は宮崎美子。今回の父役は橋爪さんよりも、寺尾さんの方が自然で深みのあるシーンになったと

思いました。

 

参考資料:(吉村英夫さん著「男はつらいよ魅力大全」を参考にさせて頂きました。) 

         タイトル        マドンナ     公開年月日   エピソード 

第1期(初期)

  

        第1作 男はつらいよ    光本幸子   1969・8   共演、博の父で志村喬  

        第2作 続・男はつらいよ  佐藤オリエ  1969・11   共演、寅の実母でミヤコ蝶々

                                     恩師役で東野英治郎 

         第3作 男はつらいよ

           フーテンの寅     新珠三千代  1970・1    森崎東監督作品

        第4作 新・男はつらいよ   栗原小巻  1970・2    小林俊一監督作品

        第5作 男はつらいよ

           望郷篇        長山藍子   1970・8  共演、杉山とく子、井川比佐志

        第6作 男はつらいよ                  共演、森繁久弥、宮本信子

           純情篇        若尾文子    1971・1

        第7作 男はつらいよ                  共演、寅の実母でミヤコ蝶々

           奮闘篇        榊原るみ    1971・4  共演、田中邦衛 

        第8作 男はつらいよ

           寅次郞恋歌      池内淳子    1971・12 共演志村喬、岡本茉莉さん、吉田義夫

                          

 

                             、                                   第2期(高揚期)

         第9作 男はつらいよ

           柴又慕情       吉永小百合   1972・8  共演、宮口精二

 

         第10作 男はつらいよ     

            寅次郎夢枕     八千草薫    1972・12 共演、田中絹代、米倉斉加年

         第11作 男はつらいよ

            寅次郎忘れな草   浅丘ルリ子   1973・8     リリー登場

         第12作 男はつらいよ

            私の寅さん      岸惠子    1973・12  共演、津川雅彦、前田武彦     

           第13作 男はつらいよ

                                 寅次郞恋やつれ   吉永小百合  1974・8  三代目おじちゃんに下条正巳

                          第14作 男はつらいよ

                               寅次郞子守唄    十朱幸代   1974・12 共演、春川ますみ、月亭八方

                           第15作 男はつらいよ                浅丘キネマ旬報女優賞 

                               寅次郞相合い傘   浅丘ルリ子  1974・8   船越英二と3人旅 

                             第16作 男はつらいよ

                               寅次郞葛飾立志編  樫山文枝   1975・12  小林桂樹共演

                             第17作 男はつらいよ              キネマ旬報第2位(男はつらいよで最高)

                               寅次郞夕焼け小焼け 太地喜和子  1976・7  宇野重吉、岡田嘉子出演

第三期(模索期

                             第18作 男はつらいよ  京マチ子

                               寅次郞純情詩集   檀ふみ    1976・12 徳富蘆花「不如帰」を引用

                             第19作 男はつらいよ

                               寅次郞と殿様    真野響子   1977・8   嵐寛寿郎出演

                              第20作 男はつらいよ   藤村志保          この年山田の「幸福の黄色いハン

                               寅次郞頑張れ!   大竹しのぶ  1977・12  カチ」がベストワン

                              第21作 男はつらいよ

                               寅次郞わが道をゆく 木の実ナナ  1978・8   武田鉄矢出演

                             第22作 男はつらいよ   大原麗子  髙解像度のパナビジョンカメラでの撮影開始

                               噂の寅次郞     泉ピン子   1978・12  志村喬出演

                              第23作 男はつらいよ

                               翔んでる寅次郞   桃井かおり  1979・8  山田版「卒業」布施明出演 

                              第24作 男はつらいよ

                               寅次郞春の夢    香川京子   1979・12  ハーブ・エデルマン出演

                              第25作 男はつらいよ  浅丘ルリ子  1980・7  江藤潤出演

                               寅次郞ハイビスカスの花 

                              第26作 男はつらいよ

                               寅次郞かもめ歌    伊藤蘭   1980・12 村田雄浩、松村達雄出演

                               第27作 男はつらいよ              満男が中村はやとから

                               浪花の恋の寅次郎   松坂慶子  1981・8  吉岡秀隆へ、芦屋雁之助出演

                               第28作 男はつらいよ   音無美紀子

                                寅次郞紙風船     岸本加世子 1981・12 小沢昭一出演  

                               第29作 男はつらいよ

                                 寅次郞あじさいの恋 いしだあゆみ、1982・8  13代片岡仁左衛門出演

              第30作 男はつらいよ             沢田研二、浅丘雪路出演

                                      花も嵐も寅次郞   田中裕子 1982・12   配収15億円のヒット 

                                  第31作 男はつらいよ

                                      旅と女と寅次郞   都はるみ 1983・12  藤岡琢也出演

                                第32作 男はつらいよ                 中井貴一、杉田かおる 出演

                                 口笛を吹く寅次郞   竹下景子  1983・12   

                                 第33作 男はつらいよ

                                   夜霧にむせぶ寅次郞 中原理恵 1984・8  渡瀬恒彦、美保純共演

                                 第34作 男はつらいよ

                                  寅次郞真実一路    大原麗子 1984・12 米倉斉加年、辰巳柳太郎出演 

                                 第35作 男はつらいよ

                                  寅次郞恋愛塾     樋口可南子 1985・8 平田満出演

                                  第36作 男はつらいよ

                                  柴又より愛をこめて  栗原小巻  1985・12 15年ぶりのマドンナ役

                                  第37作 男はつらいよ

                                   幸福の青い鳥     志穂美悦子 198612  長渕剛出演

 

第四期(再生期)  

               第38作 男はつらいよ   竹下景子  1987・12 三船敏郎、淡路恵子出演

                  寅次郞知床慕情  

             第39作 男はつらいよ    秋吉久美子 

                寅次郞物語    五月みどり 1987・12   観客動員6300万人を越す

             第40作 男はつらいよ

               寅次郞サラダ記念日 三田佳子  1988・12 尾美としのり、三田寛子、鈴木光枝

             第41作 男はつらいよ

                寅次郞心の旅路  竹下景子  1989・8 柄本明 淡路恵子  

             第42作 男はつらいよ  後藤久美子 

                ぼくの伯父さん  檀ふみ   1989・12  ゴクミ・シリーズ始まる

             第43作 男はつらいよ 後藤久美子

                寅次郞の休日   夏木マリ  1990・12

             第44作 男はつらいよ  後藤久美子 

                寅次郞の告白   吉田日出子 1991・12  山田の「息子」がベストワン

             第45作 男はつらいよ 後藤久美子

                寅次郞の青春   風吹ジュン 1992・12 満男の恋敵に永瀬正敏登場

            第46作 男はつらいよ

                寅次郞の縁談   松坂慶子  1993・12 光本幸子22年ぶりの出演

                                第47作 男はつらいよ    

                                     拝啓車寅次郞様  かたせ梨乃 1994・12

                                    第48作 男はつらいよ   後46作 男はつらいよ

                寅次郞の縁談   藤久美子

                                      寅次郞紅の花  浅丘ルリ子  1995・12

            第49作 男はつらいよ

               寅次郞ハイビスカスの花特別編 浅丘ルリ子、1997・11

                

私の考察:

【山田洋次監督はどのようにして誕生したのか】

1・松竹の助監督に補欠で採用される。同期に大島渚がいる。

現在、80代現役監督を2人挙げるとすると、クリント・イーストウッド(最新作「リチャード・ジュエル」)

と「男はつらいよ・お帰り寅さん」の山田洋次なる。

どのようにして、山田監督は誕生したのか。ざっと振り返って見たい。

山田は東大法学部出身である。在学中は東大映画研究会で活動する。自分にはサラリーマンは向いて

いないと思っていた、毎日会社に通い1日中会社にいるのは、息が詰まる、山田は、松竹の助監督試験

受けるが大勢受験する超難関であり、山田は4,5番目で補欠で不合格となる。

この時トップで合格したのが京大法学部の大島渚です。丁度、この年に東洋一の撮影所を誇る日活が

映画製作を再開することになり、松竹からも日活に移籍する監督が出たため、山田はかろうじて補欠で

松竹の助監督として採用となる。大島渚たち、後に松竹ヌーベルバーグと呼ばれる人達は自分が一番最初に

監督になる、そして、主義主張の有る映画を撮ると自信満々だった。山田と言えば、自分にはその場で

決断して指図する監督になる自信も無く、脚本でも書いてやってゆけたら良いと漠然と思っていた。

 

2・映画「男はつらいよ」で喜劇の才能が開花する。名作・映画「砂の器」では橋本忍と共同で脚本を

執筆する。黒澤明に若手で一番将来性が有ると評価される。

そんな中、喜劇として作った映画「男はつらいよ」シリーズだが、自分が見ても、少しも

可笑しくない。色んな映画館に観に行ってみた。そしたら、お客さんが笑っているのを見て、驚いた。

ひょっとして、自分には喜劇を作る才能があるのかも知れないと思ったそうだ。

山田の師匠は野村芳太郎監督です。1974年の邦画の名作「砂の器」は野村監督のベストでも有ります。

山田はこの作品に脚本として橋本忍参加しています。複数人が脚本だと、宿屋にこもって書くのですかね。

「男はつらいよ」で長年山田と共同脚本を担当してきた朝間義隆監督によれば、山田と同じ旅館で一緒に

書くのは、とても苦痛であった。旅館にこもると逃げ場がない。山田は朝から晩まで仕事のこと、映画の事

しか考えていない無趣味な人で、酒、たばこ、マージャン等何もしない、こちらはストレスがたまってしまい

逃げ出したくなる。映画「砂の器」は松竹配給ですが、黒澤明映画の脚本家、橋本忍の独立プロダクション

の製作です。山田はこの松本清張の原作を映画ならではの脚本にして、この映画を永遠の名作にした。

橋本忍脚本の黒澤映画羅生門」、「生きる」、「七人の侍」「悪い奴ほどよく眠る」「どですかでん」

黒澤明は山田を大変評価しており、当時の若手の映画監督の中で一番将来性があると言っている。

 

3・天才女優倍賞千恵子との出会い。「男はつらいよ」シリーズに倍賞を起用して、

はたして良かったのか?

意外に思われるかも知れないが、山田は松本清張の「霧の旗」を1965年に映画化している。

この作品は山田の強い希望で作られたものだ。主演は後の「男はつらいよ」のさくら役の

倍賞千恵子です。

無実の罪で不条理に兄を殺された妹桐子の女を武器にした復讐劇です。

山田は倍賞を「男はつらいよ」のさくら役で使ったために、色んな役が出来る彼女の才能を

奪ってしまったと後悔し、できる限り「男はつらいよ」以外の作品に彼女を起用すると誓った

そうだ。「男はつらいよ」がスタートして以降に山田が倍賞を起用した作品は「家族」、

「故郷」、「同胞」、「幸福の黄色いハンカチ」、「遙かなる山の呼び声」、「キネマの天地」

、「ダウンタウン・ヒーローズ」、「隠し剣・鬼の爪」、「母べえ」、「小さいおうち」以上です。

少ないとみるか。どの作品がその年の日本映画を代表する映画ですが。

 

4・倍賞千恵子は山田だけのものではない。もっと、スケールの大きい女優です。

山田はセックスを描かないのか。だから、山田の映画はきれい事なのか。

山田の作品ではなく、降旗康男監督の作品で「駅・STATION」ですが、相手役は

高倉健でした。この映画は個人的に倍賞千恵子の映画の代表作と思います。

倍賞と言う役者は、意外に思うかも知れませんが、さくらのような良い妹の役ではなく、

殺人犯の愛人を待ち続ける、飲み屋の女の役が似合う。理性ではなくて、

女の肉体で考える女、そして、男を待ちつづけるのです。腐れ縁とも言います。

気に入れば刑事の高倉健とも寝る女です。そんな女が似合います。

私は倍賞には、とてもセクシャルなものを感じてきました。恐らく山田もある時期から同じ事を

感じていたと思います。倍賞の山田映画の代表作の「幸せの黄色いハンカチ」、倍賞は高倉健と

再婚する女の役で、以前に妊娠中絶を経験しており、流産しやすい体質だった。その事を

高倉健に隠していた。倍賞は話したつもりだが、伝わらなかった、という設定を

山田は作っている。さくら役とは違います。「男はつらいよ」をリアルに描くと

この作品になるのだろう。この年の日本映画のトップになったのは偶然ではない。

高倉健が東映を辞め松竹初主演というのも有りますが。倍賞が高倉と夫婦共演。

高倉の役は夕張炭鉱の中年の炭鉱夫、彼が毎日買い物をする

スーパーのレジが倍賞だ。たどたどしい、中年の恋のお話です。

倍賞「私、そんなにいい女じゃないから、昔、色々あったの。あんた、それでもいいの。」

その意味は男で失敗して、妊娠中絶も経験した女。と言う意味がある。

山田の映画はセックスを描かないから、きれい事だと言う人がいます。

確かにセックスシーンは見たことがありませんが、それに匹敵するくらいに、

セックスを表現していると思います。「幸福の黄色いハンカチ」もそうですし、

「男はつらいよ寅次郞あじさいの恋」もマドンナ(いしだあゆみ)が夜中に寅さんの寝室に

入ってくるシーンがありました、これはマドンナからの積極的なアプローチに見えました。

不甲斐ない寅は寝たふりをしていましたが。渥美清は倍賞と違いセクシャルな俳優ではないですが。

「男はつらいよ」シリーズの息子役の吉岡秀隆の事を「ひで」と呼ぶ倍賞は現実では吉岡の母ではない。

吉岡は現実では1人の男である。映画とはフィクションである。

倍賞さんはスケールの大きい女優さんです。SKD出身で、同期の主席である。歌、踊り、芝居ができ、

悪女もできる。オファーがあれば007のボンドガールもやれたかもしれません。

倍賞のさくら役に違和感が有ったので、書いてみました。

山田監督は「男はつらいよ」を49作まで作り、20数年ぶりに「男はつらいよ」50作目

を作るなどと言う、まあ狂気の沙汰をやってしまう、凄い監督になっていると思います。

以下は倍賞の作品を挙げてみました。

1965年倍賞主演、山田洋次監督、脚本橋本忍 松竹映画「霧の旗」↡

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映画「男はつらいよ」初期の頃1969年の倍賞↡

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映画「幸福の黄色いハンカチ」1977年の倍賞↡

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最新作・小林聖太郞監督作品、映画「初恋~お父さん・チビがいなくなりました」

2019年藤竜也と倍賞↡

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2020年「男はつらいよお帰り寅さん」舞台挨拶の倍賞↡

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倍賞千恵子の映画の代表作・降旗康男監督作品・映画「駅・STATION」

1981年での高倉健と倍賞千恵子↡

 

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2019年12月22日 (日)

映画「夕陽のあと」

映画「夕陽のあと」

監督:越川道夫(「アレノ」でデビュー「海辺の生と死」・プロデュースに「かぞくのくに」

        「無限ファンデーション」)

脚本:嶋田うれ葉

撮影:戸田義久(「実録・あさま山荘への道程」「かぞくのくに」)

出演:佐藤茜(生みの母)・貫地谷しほり(「朝ドラ・ちりとてちん主演」「スウイングガールズ」、

        「くちずけ」初主演でブルーリボン主演女優賞)

   日野五月(育ての母)・山田真歩(「朝ドラ・花子とアン」「アレノ」主演、「菊とギロチン」)

   日野豊和/(とわ)茜の実の子・松原豊和(現地長島大陸町でオーディション選考)

   日野優一(五月の夫)・永井大

   新見秀幸(茜に好意をよせる)・川口覚(「アレノ」蜷川幸雄主宰の多数の舞台作品に出演)

   日野ミエ(優一の母)・木内みどり(劇団四季を経て、ドラマ、映画で活躍)

 

2019年 日本 カラー 133分 ビスタ 制作ドキュメンタリージャパン

 

 

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貫地谷しほりさん

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 山田真歩さん

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 豊和(とわ)役・松原豊和さん

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 2019年11月18日に急性心臓死された木内みどりさん

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ひと言:ネタバレあり。名演技をするのが、名優と思っていました。違うと思います。適役が

良い演技をすると思っています。時を経て、その人の代表作がある役者が名優だと思います。

「東京物語」笠智衆、「雨月物語」森雅之、田中絹代、「「近松物語」香川京子、「竹山ひとり旅」

林隆三「時をかける少女」原田知世、「Wの悲劇」薬師丸ひろ子、世良公則、「男はつらいよ」渥美清

「幸福の黄色いハンカチ」高倉健、「時代屋の女房」渡瀬恒彦、「若大将シリーズ」加山雄三、

ここにあげた映画は現在でも繰り返し見られ、世界で評価の高い物も有ります。古びない作品。

クオリティの高い作品に演技で貢献したのが名優です。現在の代表的役者、役所広司さん、

色んな作品に出ております。代表作は?となります。黑沢清監督のホラー「叫び」「キュア」でしょうか。

個人的には好きな作品です。後世で名優に残るでしょうか。前振りが長くなりましたが、

今作の貫地谷しほりさんの演技は作品のクオリティに相当貢献していると思います。ご本人は

独身(撮影時、その後2019年11月に一般の方と結婚)家庭環境に恵まれているそうですが、

子供を見る眼差しは生みの母親でした。今作は、生みの親と育ての親の葛藤という、内容ですが、

その普遍性が受け入れられれば、後世に残る作品になるでしょう。貫地谷さんは名優として

語り継がれます。

演技ですが、動きのあるシーンが多かったです。食堂のお客との対応シーン、港での追っかけシーン、

実子と2人で乗る自転車シーン、これらを入れる事で、お客に好かれているのか、実子といるときの幸せな母、

シーンを見ただけで、わかります。TVドラマの説明過多とは対局の演出方法です。

土下座シーンはTV半沢直樹で有名ですが、今作は育ての母への土下座でなくて、

島に来てから世話になり自分に好意を寄せてくれた男性(川口覚さんよかったです)に対しての土下座でした。

貫地谷の台詞「1度失敗した女は、母親に戻れないの、あの子を返してください。私には何にも無いの。

全部私から奪ってしまうのあなたたちは、なんでも持ってるじゃないですか。家族、仕事、良い友だち」

「お願いだから、あの子を返してください。」貫地谷さんの土下座シーン、素晴らしいです。

台詞は不正確です、悪しからず。

●NHKの連続テレビ小説ちりとてちん』で共演した渡瀬恒彦からは、「女優になるために生まれたような子。

頭が良いし、体も神経もタフだし、感受性が豊かで表現が的確。私のライバルです。」と評価された[11]

●作家の小林信彦週刊文春連載コラム(のち単行本『B型の品格』に収録)で『キミ犯人じゃないよね?

を取り上げ、特に貫地谷のコメディエンヌぶりは海外ドラマでも比類がないと絶賛した。(ウィキペディアより)

舞台も沢山やっています。小さな役でもこつこつやる努力家です。それが、「ハムレット」のオフィーリアや

帝劇のユーミンの舞台につながっています。オーデションは沢山落ちたそうです。朝の連ドラの主演は3回目に

してやっと受かったそうです。(応募者1900人)

越川監督の師匠は、澤井信一郎監督「Wの悲劇」薬師丸ひろ子「野菊の墓」松田聖子、相米慎二監督

「雪の断章・情熱」斉藤由貴、森崎東監督「時代屋の女房」夏目雅子、市川準監督「BU・SU」富田靖子で、

私の敬愛する監督ばかりでした。共通点ですが、キャスティングされた女優さんを使うのが上手い監督

ばかりです。越川演出は師匠ゆずりです。

呼び方、方言について:豊和くんは育ての母をお母さんと呼び、生みの母(本人は知らない)を茜とよぶ。

茜に好意を寄せる新見秀幸は茜ちゃんと呼ぶ。彼が想いを打ち明けるシーン「おいは、茜ちゃんを好い

とっと、おいと、一緒になろう、そして、豊和をこの島で2人で見守っていこう」薩摩弁です。標準語だと

「俺は、茜ちゃんが好きだ、俺と一緒になろう、~」イントネーションも違います。薩摩弁の方が思い

詰めた感じが伝わります。川口覚さん、とても上手かったです。

 

関連資料:

●【スクリーンの女神たち】『夕陽のあと』貫地谷しほりさんインタビュー(ミニシアターに行こうよより)

   

●【スクリーンの女神たち】『夕陽のあと』山田真歩さんインタビュー((ミニシアターに行こうよより)

 

http://mini-theater.com/2019/11/museofthescreen_mahoyamada

●木内みどりが急性心臓死のため死去、近作に「エリカ38」「夕陽のあと」など(映画ナタリーより)

https://natalie.mu/eiga/news/356391

 

 

 

 

 

映画「ディアンドナイト」、藤井道人ムービーセレクション短編映画「埃」「東京」「寄り添う」

映画「ディアンドナイト」

監督・脚本:藤井道人(日大映画学科卒、「新聞記者」「青の帰り道」)

脚本:小寺和久(光と血)

脚本・プロデューサー:山田孝之(「電車男」及び「50回目のファーストキス」で主演)

企画・原案:阿部進之介

撮影:今村圭祐(日大芸術学部卒、「光と血」「帝一の國」)

主題歌:清原果耶(大野奈々名義)「気まぐれ雲」

出演:明石幸次・阿部進之介(第1回主演作品)

   北村健一・安藤政信(北野たけし監督「キッズリターン」でデビューし日本アカデミー賞及びキネマ旬報

   新人賞受賞)

   大野奈々・清原果耶(「朝の連ドラ「あさが来た」でデビュー、「なつぞら」で主人公の妹)

   明石和幸(幸次の父)・渡辺裕之(TVノーサイドゲーム)

   明石京子(幸次の母)・室井滋(早大中退、「のど自慢」「居酒屋ゆうれい」)

   三宅良平・田中哲司(日大演劇学科卒、舞台出演多数、映画は「新聞記者」等)

   トモ子・小西真奈美(つかこうへいの舞台「寝取られ宗介」でデビュー、黒沢清監督「叫び」

   で役所広司と共演)

   友梨果・佐津川愛美(「蝉しぐれ」でヒロインの少女時代役でデビュー)

  

2019年 カラー 134分  配給日活

 

 

 

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藤井道人監督↓        山田孝之プロデューサー↓

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阿部進之介さん↡

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          清原果耶さん↡               安藤政信さん↡

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     清原果耶さん↡        山田孝之プロデューサー↡

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阿部進之介さん     安藤政信さん     清原果耶さん     田中哲司さん

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ひと言:

安藤政信さんの舞台挨拶が気に入ったので紹介します。安藤「ここ最近、テレビづいてて、テレビばっか

でていたんで、あのまあ、僕は映画俳優なので、こういうふうに、あのえー尖った映画に遭えて、

愛のあって、センスのある映画に自分が出れて~映画を観てくれて本当に有り難うございます。」

映画に対する最高の褒め言葉ですね。依頼された映画ではなく、作りたくて創った映画が観たいです。

それが、私が映画館に行く理由です。

脚本は、今流行りの原作物では無く、4年かけてオリジナル脚本を作っています。

撮影は、全編、秋田県鹿角市で行われ、炊き出しから地元の全面協力で行われたそうだ。零下10度

の中での過酷な撮影は、地元の人達に支えられたことが窺える。映画完成後は、藤井監督を自主的

に応援するサポーター組織も出来、現代では、珍しい、幸せな監督だなと感じております。

藤井監督の演出について、田中哲司さん曰く「監督は低姿勢な方ですが、OKが出てから、必ず

もう一回やらせますよね。やり方が分かって来ました。文句ではなくて、、褒め言葉なのですが。」

藤井「僕は撮影現場が好きなので、もっと凄い(演技)のが出るかもしれない、と思っちゃうんですよ。」

今時珍しく粘る監督なのですね。役者は大変だと思います。零下10度の中で泥にまみれて殴り合いを

するのですから。画面には、その、凄まじさが十分に出ています。

 

藤井道人ムービーセレクション短編映画「埃」「東京」「寄り添う」

映画「埃」

監督・脚本・編集:藤井道人

撮影:今村圭祐

出演:小林正友(孤独感から精神不安定)・曽我幸一郎

   税所宗助( 金持ちの息子、ニート)・海中省吾

   酒巻直人(リストカッター)・岩原正典

   越谷清彦(派遣切り以降、精神を患う)・細淵正章

   中勇気(性犯罪を繰り返す男)・カズヤ

   澤井隆(ほぼ健常者)・片岡弘明

   雪村太一(パラサイトシングル)・松永有生

   竹中悠(小説家)・川上一輝

   川村義男(精神科医)・金子一夫

   幸長将太(川村の助手)・宮田幸輝

2011年 カラー 43分 

 

映画「東京」

脚本・監督:藤井道人

出演:ユウキ(俳優)・世良優樹

   みらい(女子高生のデリヘル嬢)・打越梨子

   柿谷(不動産会社勤務)・大谷哲朗 

2013年 カラー 44分

 

 

映画「寄り添う」

脚本・監督:藤井道人

歌:新山詩織

出演:清野菜名

   小林龍二

   長谷川初範

2014年 カラー 24分

   

「デイアンドナイト」・参考資料:(シネフィル連載より)

●【なぜ『デイアンドナイト』は生まれたのか?第1回】「傷付きながら作った4年間だった」

阿部進之介×藤井道人×笠松将×小寺和久

http://cinefil.tokyo/_ct/17310777  

●【なぜ『デイアンドナイト』は生まれたのか?第2回】「山田孝之が夢中になる姿はとても

愛おしかった」牧有太×伊藤主税

2019年12月 4日 (水)

映画「人生をしまう時間(とき)」、  映画「おもてなし」

映画「人生をしまう時間(とき)」

  撮影・監督:下村幸子(こうして僕らは医師になる沖縄県立中部病院研修日記)

プロデューサー:福島広明(浪江町警戒区域福島第1原発20キロ圏内の記録)

出演:小堀鷗一郎 東大医学部付属病院に外科医として40年勤務し定年後

   埼玉県新座市堀ノ内病院在宅診療医として現在勤務、母は小堀杏奴、祖父は森鴎外

   堀越洋一 アジア・アフリカ・南米など30カ国で人命救済活動に従事、

   2013年より堀ノ内病院地域医療センターに所属し、在宅での看取りを見据えた、

   訪問診療に取り組む。外科医

 

2019年 日本 110分 NHKエンタープライズ製作 ドキュメンタリー映画

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在宅診療医小堀鷗一郎さん↡

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ひと言:家族にすれば老人施設に入って貰うのが幸せ、高齢者、不治の病の病人にすれば、

住み慣れた家で家族といられるのが幸せだ。どちらも、選択可能なはずだが、在宅医療を

選択しようとすると、この映画のように訪問介護の在宅医療チームが不可欠だし、何よりも、

家族の協力が必要となります。映画ではバラ色の在宅ではなくて、老々介護、

障害を持つ娘が介護していたりします。貧困の問題もあります。それでも、最後までたどり

着くのです。お疲れ様と医師が言葉を掛けます。困難を抱えた人達が家族の面倒をみる。だから、

観る者に感動を与えてくれる。家族もきっと大変なだけではないように思えます。

国が進める在宅は貧弱な福祉を自助努力でカバーせよと言うもので、賛成できないが、

在宅医療を受けながら、家族の側で、住み慣れた自宅で最後を迎えるのは、とても、贅沢な

ことだと思います。現在在宅医療で、最後を迎える方は全体の12%だそうです。家族の手に負えない

から、施設に入れてしまえば家族が楽だから。誰かが犠牲にならなければ面倒を見れない。

生活にゆとりがないんですよね。

 

関連資料:


「今この時が『終う時』、元気な時に家族と何度も話し合って」 『人生をしまう時間(とき)』

下村幸子監督インタビュー

https://cinemagical.themedia.jp/posts/7093203/

 

映画「おもてなし」 WOWOW

脚本・撮影・編集・監督:ジェイ・チャン

脚本:砂田麻美

音楽:大橋好規

出演:

梨花/田中麗奈(がんばっていきまっしょい主演、容疑者室井慎次、

はつ恋主演、暗いところで待ち合わせ主演)

ジャッキー/ワン・ポーチェ

梨花の母・美津子/余貴美子(ヌードの夜)

ジャッキーの父で美津子の昔の恋人・チャールズ/ヤン・リエ

ポーハオ/ヤオ・チユエンヤオ

ジャッキーの元恋人・尚子/藤井美菜

尚子の結婚相手・井口/青木崇高

木村/木村多江(ぐるりのこと)

清水/香川京子(近松物語、山椒大夫、ひめゆりの塔、東京物語、赤ひげ)

岡田・眞島秀和(青CHONG主演、TVおっさんずラブ

 

2018年 日本台湾合作 96分 松竹撮影所製作

  田中麗奈さん↓

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関連資料:

【インタビュー}『おもてなし』田中麗奈「今後は台湾や中国と自然につながっているような活動ができれば…」

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1142528

 

 


2019年12月 1日 (日)

映画「キューポラのある街」(北朝鮮「帰還」事業60年関連イベント上映)

映画「キューポラのある街」 北朝鮮帰還事業60年イベント上映

脚本・監督:浦山桐郎(第1回監督作品)

脚本:今村昌平

原作:早船ちよ

撮影:姫田真佐久

音楽:黛敏郎

編集:丹治睦夫

出演:ジュン/吉永小百合 ブルーリボン主演女優賞受賞

   ジュンの父/東野英治郎

   ジュンの母/杉山徳子

   塚本克巳/浜田光夫

 

1962年 日本 日活 モノクロ 99分 キネマ旬報ベストテン第2位

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ひと言:映画の公開から、57年がたちますが、当時の現実、日本の歴史、それに翻弄された

人々の姿を知ることが出来ました。映画は娯楽であると同時に勉強の機会でもあります。

1本の映画を何度も見ることが楽しくて、ロードショー、名画座と映画を追っかけました。

映画をしゃぶり尽くします。今作は自分の好みの作品をですが、 個人的には、吉永さんは

女優としては好みでないので、あまり作品を見ていなのですが、「男はつらいよ・・・」や

「夢千代日記」などは良かったと思います。前向きな女性が似合う女優さんです。

今作は良いです。17歳にして、彼女は、生涯の最高作をものにしたのですね。

浦山監督とは東映映画「夢千代日記」でも吉永は一緒です。華麗な映像が撮れるのに、

そこに重きを置かず、現実を表現していたと思います。

NHKの深町幸男演出の「夢千代日記」も良かったです。

山陰の温泉町の芸者夢千代(吉永)、売れない芸者樹木希林。上手いです、夢千代は被爆者です。

浦山は原爆投下のシーンを画面一杯に出しました。流麗な映画ではないが、言いたいことを言う監督でした。

 

参考資料:

◎帰国事業で北朝鮮に渡った在日と日本人はどう生きたか? 60年の歴史を記録したい。

https://camp-fire.jp/projects/view/160573

◎『キューポラのある街』と在日朝鮮人帰還事業(「国際移動研究会」より)

https://www.mskyoto2019.site/posts/5922199/

◎詩集「新潟」 金時鐘 著 構造社 昭和45年8月1日発行

 

2019年11月23日 (土)

映画「秘密」 、映画「かぞくのくに」(北朝鮮「帰還」事業60年関連イベント上映)

◎映画「秘密」 WOWOW

監督:滝田洋二郎(おくりびと)

脚本:斉藤ひろし

原作:東野圭吾

撮影:柘野直樹

照明:長田達也

主題歌:竹内まりや「天使のためいき」

出演:杉田藻奈美/直子・広末涼子

   杉田平介・小林薫

   杉田直子・岸本加世子

   橋本多恵子・石田ゆり子

   梶川幸広・大杉漣

1999年 製作TBS カラー 119分

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   広末涼子さん↓   小林薫さん↓

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 広末涼子さん↓

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ひと言:

涙が止まらなかったです。小林薫さん、状況劇場の唐十郎さんとこのスターでした。

新宿の花園神社で舞台を観ましたが、抱腹絶倒、アドリブ満載、凄い役者さんでした。

その人とがっぷり四つを組んだ広末さんもただ者ではないですね。20年まえの作品です。当時の

優秀なスタッフが関わっています。撮影の柘野さん、照明の長田さんは共に周防正行組のスタッフです。

製作費3億円、配給収入4億円、宣伝費1億5千万円で赤字だったのですね。製作費は20年前ですので、

今の3億円よりかなり掛かっていると思います。期待作だったのでしょう。

TBSは良い仕事をしました。

最近の映画は人が亡くなったり、する映画が多いです。世の中、来るところまで、来ているのかもしれません。

この映画のように心のやりとりで、楽しませてくれる作品がもっと欲しいです。

当時の原作のキャッチコピーは「運命は、愛する人を二度奪っていく」です。

 

◎映画「かぞくのくに」 北朝鮮「帰還」事業60年関連イベント上映

監督・脚本:ヤン・ヨンヒ(ディア・ピョンヤン)

出演者:

リエ/安藤サクラ(万引き家族)  キネマ旬報及びブルーリボン主演女優賞W受賞

 リエの兄ソンホ/井浦新(空気人形)  ブルーリボン賞助演男優賞受賞

 北朝鮮のヤン同志/ヤン・イクチュン(あゝ荒野でキネマ旬報ベストテン助演男優賞受賞、

 監督・脚本・編集・主演をつとめた「息もできない」が世界各地の映画祭で評価される)

 ソンホの母/宮崎美子

 ソンホの父/津嘉山正種

2012年 日本 カラー 100分 製作スターサンズ アカデミー賞外国語賞日本代表作品

                                   キネマ旬報ベストテン第1位

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   宮崎美子さん↡       井浦新さん↡

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安藤サクラさん↡ 井浦新さん↡      宮崎美子さん↡         津嘉山正種さん↡

 

 

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ヤン同志役のヤン・イクチュンさん(俳優・監督で評価されている)↡

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ひと言:ネタバレありです。16歳で、北朝鮮へ移住したソンホが25年ぶりに日本へ帰ってくる。

彼は脳腫瘍を患っており、その治療のため、3ヶ月の帰国を許されたのだ。

滞在中は北朝鮮のヤン同志が常に監視している。ソンホの妹のリエはやン同志に

「あなたの国は大っ嫌い」と言う。ヤン同志は「その嫌いな国に私も、あなたのお兄さんも

生活し、一生暮らしていくんだ。」とリエに言う。

自宅の夜のシーン、ソンホがリエに言う「おまえは、我が儘に生きれば良いんだ、どこへでも行けるし

、好きなことをして生きれば良いんだ。」「俺は、思考を停止させるんだ、その方が楽なんだ。」

ホテルでアダルトビデオを観るヤン同志、そこへ北朝鮮の上司からソンホの帰国の命令の電話が入る。

このシーンは凄いです。治療も受けられず、帰途につくソンホ、彼の手には息子のサッカーボールと靴。

ラストシーンは、リエがスーツケースを引きずり街を行く。国交があれば自由に往来出来るのにと思います。

韓国と北朝鮮を分断している北緯38度線は日本で言うと新潟県の位置に当るそうです。

もし、日本が分断されていたら新潟県を堺に北と南の2つの国だったかもしれません。

※帰還事業とは:1959年から、何度かの中断を経て84年まで続き、在日朝鮮人ら約9万3千人が北朝鮮に渡った。

「祖国への帰国」といわれるが、実際は朝鮮半島南部(韓国側)出身者が大半で、差別のある日本から新天地を求めた

ケースが多い。約1800人の日本人妻とは別に、日本人妻の子供や在日朝鮮人妻を持つ日本人男性ら計約5千人も

渡航した。米ソ冷戦時代、社会主義国家への幻想もあり「地上の楽園」と言われたが、現実は正反対だったとされる。

貨物船万景峰(マンギョンボン)号の往来(経済制裁で2006年以降入港禁止)は帰還事業がルーツ。

差別のある日本から新天地を求めたケースが多いとのことです。それが原因で北朝鮮に帰還(実際は移住)

した方が多かった事について、私の体験を書いてみます。小学生の頃、同学年に在日朝鮮人の師弟がいました。

回りの小学生がその子を臭いとか、色んな悪口を言っていた。最初は気にならなかったが、自分と異質な人間?

に興味が沸き、みんなで彼の家を見に行く羽目になった。私個人としては彼に何の恨みもないのだが、

そんな行動をとってしまった。暫くして、彼は、小学校からいなくなった。北朝鮮に帰還(移住)されたのだろうか。

今は、元気にしているだろうか。謝りたい。

このことから学ぶことは、1,同調圧力には屈しない。2,他人の言動を鵜呑みにせず、自分の目で確かめる。

3,社会的弱者、マイノリティーの人達が文化的で健康に暮らせる国を目指す。

最後に、「かぞくのくに」で兄ソンホが妹リエに言う台詞「おまえは、自由に何でも好きにやればいい。」

失敗してもやり直しがきく国に住んでいる妹と、もはや、やり直すことができない自分。辛い台詞です。

 

参考資料:

◎『かぞくのくに』ヤン・ヨンヒ監督インタビュー:「相手にとっては痛くも痒くもないけれど、

やっぱり言いたいことは言う」http://eigato.com/?p=9745 (「映画に」より)

◎『かぞくのくに』井浦新の静寂なる熱 「人間そのものへの興味が尽きない」(「シネマカフェネット」より)

https://www.cinemacafe.net/article/2012/08/02/13443.html

2019年11月11日 (月)

映画「7sセブンス」、映画「影踏み」、映画「ボーダー二つの世界」

映画「7sセブンス」

脚本・監督:藤井道人

脚本:川原田サキ、アベラヒデノブ

出演:カブラギ/モデル役・深水元貴(元モデル)

   サナガワ/助監督役・淵上泰史(ダブルミンツ主演)

   イムラ/売れてく役者の役・須賀貴匡(仮面ライダー龍騎主演)

   なずな/小劇団の女優役・小林夏子

   スズシロ役・佐々木卓馬

   ゴギョウ役・サンガ

   ベラ/小劇団の役者役・竹井洋介

   セリ/カメラマン役・網川凜

   サワダ/監督役・アベラヒデノブ

   友情出演:斉藤工、駿河太郎

 

2015年 カラー シネマスコープ 制作/BABEL LABER

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7sもう一つの「カメラを止めるな・・・・」(カメラマン役網川凜さん)

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映画「影踏み」

監督:篠原哲雄

原作:横山秀夫

脚本:菅野友恵

撮影:上野彰吾

出演:山崎まさよし

   尾野真千子

   北村匠海

   竹原ピストル

   滝藤賢一

   大竹しのぶ

 2019年 カラー シネマスコープ 112分 配給東京テアトル

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ひと言:「月とキャベツ」、「初恋」があまりにも素晴らしくて、それと比較しても仕方がないのですが。

今作、監督のやる気が感じられませんでした。押しつけられ企画だったのでしょうか?それでも篠原テイスト

がぷんぷんで、楽しませていただきました。主演の方は役者ではないのですが・・・・・。

台本をきちんと読んでいらっしゃるのでしょうか。もう少し、厳しく指導しても良いと思います。辛口ですか。

 

映画「ボーダー二つの世界」

監督:アリ・アッバシ

原作・脚本:ヨン・アイビィデ・リンドクブィスト

メイクアップ:ヨーラン・ルンドストルム(今作でアカデミー賞にノミネート)

       パメラ・ゴールダマーー       同上

出演:ティーナ役/エブア・メランデル

   ブオーレ役/エーロ・ミロノフ

2018年 スウェーデン/デンマーク カラー シネマスコープ 110分

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上、メイクアップした主演の二人・下、メイクアップをしない主演の二人

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ひと言:メイクアップの力に驚きました。北欧作品です。大好きなベルイマンの国です。

魔術師、叫びとささやき、ファニーとアレクサンドラ 大好きな映画です。

 

2019年11月 9日 (土)

映画「光と血」、映画「その瞬間(とき)、僕は泣きたくなった」

映画「光と血」(当初の題名は「無辜の人」罪のない人の意味で2015年公開予定だった)

監督・脚本:藤井道人(新聞記者、青の帰り道)

脚本:小寺和久

出演:金井陽/恋人と婚約した青年役・世良祐樹

   前田光/女子高生役・打越梨子

   三井あかり/光の同級生役・出原美佳

   染谷マナ/健太の姉役・小林(永)夏子

   三井浩二/あかりの父親役・裕樹(本業はキックボクサー)

   矢野謙三役・しいたけお

   梶山剛役・野沢ハモン

   中居雄一郞役・風間晋之介

   染谷健太役・前林恒平

   佐野翔子役・坂井裕美

   通り魔役・アブラヒデノブ

   古賀壮亮役・南部英次

2017年 カラー シネマスコープ 113分 配給BABEL LABEL

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ひと言:藤井作品は今作で3本目です。(新聞記者、青の帰り道)、「新聞記者」は

松坂桃李や知名度のある俳優が出ていました。今作は、無名の俳優さんばかりでした。

今作は2014年、2015年に4回の撮影をし、その後フィリピンロケをおこなった。

撮影期間を終えるたびに、各キャラクターが何を考え、どう演じたか~全俳優、脚本家で話し合って

物語りに組み込んだ。~今思えば誠実な作り方だったように思う。と脚本の小寺さんは語っておられる。

藤井監督の映画は観客を映画の中に引きずり込み、客観的では居られなくする、

今の世の中は、気をつけて生きていても、自分が被害者にも、加害者にもなり得る、

怖いです。あなたが、もしその立場になったら、どう生きますか、それとも死にますかと、

問いかけています。今作は、理屈っぽい作品ではなく、映画としても楽しめる作品に

なっているのは言うまでもありません。

藤井監督が「新聞記者」に起用されたのは観客の心にずかずかと入っていく、

そして、見応えのある作品を作るための粘りを持っているからだと思います。

 

 

関連資料:

【『新聞記者』藤井道人監督インタビュー】再注目の映画『光と血』における喪失の物語

(シネマーチェより)

https://cinemarche.net/interview/fujiimichihito-hikaritochi/

 

藤井道人監督&主演世良祐樹インタビュー(シネマアートオンラインより)

https://cinema.u-cs.jp/interview/hikaritochi-fujii-sera/

 

藤井道人監督「光と血」に寄せて【脚本家・小寺和久】(シネフィルより)

http://cinefil.tokyo/_ct/17297505

 

映画「その瞬間(とき)僕は、泣きたくなった

EXプロデューサー:EXILE HIRO

企画・プロデューサー:別所哲也

コンセプトプロデューサー:小竹正人

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01 Beautiful

監督:三池崇史

出演:EXILE HIRO、蓮佛美沙子

02 魔女に焦がれて

監督:井上博貴

出演:佐藤大樹、久保田紗友、松田るか

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03 OnTheWay

監督:松永大司

出演:今市隆二、パコ・ニコラス、マヌエル・ヒメネス

歌:RYUJI・IMICHI ”Church by the sea”

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04 GHOSTING

監督:洞内広樹

出演:佐野玲於、畑芽育、大西利空

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05海風

監督:行定勲

出演:小林直己、秋山菜津子

 

 

映画「ひとよ」

映画「ひとよ」

監督:白石和彌(凪待ち)

脚本:高橋泉

原作:桑原裕子

出演:稲村雄二役・佐藤健(TV義母と娘のブルース)

   稲村大樹役・鈴木亮平(NHK朝ドラ花子とアン)

   稲村園子役・松岡茉優(万引き家族)

   稲村こはる役・田中裕子(NHK朝ドラマー姉ちゃん、天城越え主演)

   堂下道生役・佐々木蔵之介(超高速参勤交代主演)

   丸井進役・音尾琢真

   柴田弓役・筒井真理子(淵に立つ、よこがお共に主演)

   歌川要一役・浅利陽介(相棒シリーズ)

   牛久真貴役・韓 英惠(ピストルオペラ)

   稲村二三子役・MEGUMI

   友園淳也役・大悟(千鳥)

2019年 123分 シネマスコープ 配給日活

家族↓

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兄弟↓

2118  

母娘↓

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白石和彌監督↓

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ひと言:その昔、毎週、2本立ての映画が封切られていた頃、「ひとよ」クラス

の作品は沢山あり、プログラムピクチャーとよばれる低予算の作品の中から後世に残る作品が生まれた。

もちろん、製作環境は今とは違いますが。

黒澤、小津、木下作品は別格で作られられていたが。

今回の作品は役者の演技が良いです。エキセントリックな演技で評価される役者も居ますが、

今作は、そうではなく、こんな人いるかもしれないと感じさせる演技をしています。

これは、言うほど簡単なことでは無いです。日常を演技することは、嘘があれば、観客がそれを

見抜いてしまうからです。

家族とそれを取り巻く、人々の出来事が観客に違和感なく伝わるように、

リアリティを大事にした演技、家や風景などを、白石監督は大事にしているのを感じました。

昔の映画は、画面のサイズは横広のシネマスコープが普通でしたね。

注)田中裕子さんの演技は昔からそうですが、かなり、(デフォルメ)誇張した演技ですよ、オーバーとは違うのですが。

上手いとしか言いようがないです。

 

関連資料:

「ひとよ」佐藤健 単独インタビュー(シネマトゥデイ)

https://www.cinematoday.jp/interview/A0006944

 

映画コラムvol.125 『ひとよ』 白石和彌監督インタビュー(シネマクエスト)

https://cinema.co.jp/column/kyoko-kandori/article/205

 

2019年11月 2日 (土)

映画「ロビンソンの庭」、映画「閉鎖病棟」

映画「ロビンソンの庭」

監督・脚本:山本政志(水の声を聞く)

脚本:山崎幹夫

脚本協力:内田栄一

監督補:諏訪敦彦(mother監督)

助監督:平山秀幸(愛を乞う人、閉鎖病棟監督)

出演:太田久美子

町田 康(町蔵)

1987年制作・カラー・119分 日本映画監督協会新人賞受賞/2019年 デジタルリマスター版公開

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           太田久美子右↓ 

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映画「閉鎖病棟」

   出演

   2019年          配給東映

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ひと言:ネタバレありです。

秀丸は妻と不倫相手を殺した。何故、奥さんの人生だってありますよ。まず、不倫した理由を

聞いてみれば良い。自分の家で不倫してるのですよ。秀丸が理解してくれると思ったのではないですか?

秀丸が、理解もしないし、納得もしないのなら、離婚すれば良い。2人をその場で殺すことはないでしょ。

不倫相手が役所の人でした、生活保護の相談にのって貰うために、身体を捧げていたかもしれない。あくまでも、想像ですが。

こ場面は、制作者側の女性蔑視が出ている。不倫した妻は夫に殺されても文句は言えない。

今回の作品は男から見た不倫、レイプです。

この映画でも、観客に伝えることはあります。入院患者の重宗(渋川清彦)、

彼は粗暴で皆に嫌われている。粗暴なのはなぜか、自分の存在感を示したいから?

、由紀に対するレイプもそう、もし重宗の性格を回りが理解していたら、レイプ事件は起きなかったかもしれない。

そういう見方もできるのではないですか。秀丸の妻への見方も、由紀が義父(山中崇)にレイプされ続け、母(片岡礼子)は

娘が夫を誘惑したと思ったのは何故なのか、視点を変えば人間の本質がみえてきますよ、大事なところをすっ飛ばしてますよ。

折角、良い演技をした役者がいるのですから。重宗役の渋川清彦、由紀をレイプし続ける

義父役の山中崇、娘が夫を誘惑したと思い込む母親役の片岡礼子、この方々は、ちゅうちょ無く悪役?を演じていて、

すっきりしました。それに較べ、主演の3人の被害者意識まるだしの演技には共感できませんでした。

役者のせいではないと思いますが。

辛口でしたが、「愛を乞う人」で、大変に高い評価を得た平山監督ですので、期待はしておりますので。

 

2019年10月31日 (木)

映画「SPECIAL ACTORS スペシャルアクターズ」カメラを止めるな、上田慎一郎監督作第2弾

映画「SPECIAL ACTORS スペシャルアクターズ」

監督・脚本・編集:上田慎一郎(カメラを止めるな)

監督補:ふくだみゆき

撮影:曽根剛(カメラを止めるな)

出演:

スペシャルアクターズ側
大野和人役・大澤数人

大野宏樹役/和人の弟・河野宏紀

富士松卓也役・冨士たくや

麻奈役・南久松真奈

富士松鮎役・北浦愛

田上陽介役・上田耀介

清水八枝子役・清瀬やえこ

丹後真由役・仁後亜由美

教団ムスビル側

大和田多磨瑠/ムスビルの教祖役・淡梨

大和田克樹/ムスビルの創設者役・三月達也

河田隆弘/ムスビル幹部役・川口貴弘

七海/ムスビル幹部役・櫻井麻七

旅館側

津川里奈/旅館めぶきの長女役・津上理奈

津川祐未/里奈の妹役・小川未祐

精神科医役・原野拓巳

 

2019年 カラー ビスタサイズ 109分 製作松竹ブロードキャスティング 配給松竹

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ひと言:役者冥利に尽きる作品だと思います。役者さん自身が、皆映画創りを楽しんでいるのが感じられます。

この映画、役者さんなら、誰でもやってみたいのではないでしょうか?演技をすること自体は、とても苦しいことだと

は思いますけれども。

2019年10月30日 (水)

映画「無限ファンデーション」

映画「無限ファンデーション」

監督:大崎章(キャッチボール屋、お盆の弟、黒木和雄・庵野秀明、諏訪敦彦、篠原哲雄などの助監督)

音楽・主題歌・出演:西山小雨

出演:南未来役・南沙良(居眠り磐音)

小雨役・西山小雨

羽良ナノカ役・原菜乃華

ナノカの親友宮沢百合役・小野華梨

演劇部の部長星野麻衣役・近藤笑菜

桜田千明役・日髙七海

栗木亜子役・池田朱菜

浅井智也役・佐藤漣

滝本祐介未来の担任演劇部顧問・嶺豪一

南今日子未来の母親・片岡礼子

 

 

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ひと言:最初は台本があったそうです。台本なしで、全編即興で行きます、と言われたそうです。

相手が何を言うか分からなかった。でも、楽しかったと南沙良さんは言っています。面白い映画です。

台本なしで、やれる役者も凄い。苦しいと思いますが、それが楽しいと言ってしまう役者はもっと凄いです。

 

関連資料:

全編即興、みんなで創った嘘のないリアルなお芝居{原菜乃華インタビュー}(映画ログプラス)

https://cinema.u-cs.jp/interview/mugenfoundation-nanoka/

 

映画『無限ファンデーション』大崎章監督【インタビュー】(映画ログプラス)

https://tokushu.eiga-log.com/interview/29269.html

2019年10月28日 (月)

映画「五億円のじんせい」

映画「五億円のじんせい」

監督:ムン・ソンホ(ミチずれ」

脚本:蛭田直美(女の機嫌の直し方)

キャスト:高月望来みらい役・望月歩(三年A組、ソロモンの偽証)

小児病棟で慕っていたお姉さん橘明日香/橘明星あきら役・山田杏奈

幼なじみ透役:兵藤功海

闇バイトを斡旋する謎の運転手丹波役・森岡龍(舟を編む、NHKあまちゃん)

詐欺グループのリーダー熊谷役・松尾諭(忘れられぬ人々、NHKわろてんか)

添い寝ハウスの客可奈子役:芦那すみれ

ホームレスの男いちさん役・平田満(蒲田行進曲主演)

母親高月麻理恵役・西田尚美(凪待ち、矢口史靖監督秘密の花園主演)

2019年 アミューズ製作 112分 カラー シネマスコープ

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            望月 歩さん↓

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{本作では要となるホームレスの男いちさんを演じた平田満。}

平田満(ひらたみつる)プロフィール

愛知県豊橋市出身。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術文化アドバイザー。

早稲田大学在学中、学生劇団「暫」時代につかこうへいと出会い、1974年、劇団「つかこうへい事務所」旗揚げに参加。

同劇団では「初級革命講座飛龍伝」(1973)、「熱海殺人事件」(1973)、「いつも心に太陽を」(1979)、「蒲田行進曲」(1980)

などのほとんどの作品に出演し、深作欣二監督の映画『蒲田行進曲』(1982)では舞台と同じヤス役を演じ、

日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、報知映画賞最優秀主演男優賞を始め多数の映画賞を受賞。

舞台では、2001年に「ART」(作 ヤスミナ・レザ 演出 パトリス・ケルブラ)、「こんにちは、

母さん」(作・演出 永井愛 二兎社)で第9回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。2014年に「失望のむこうがわ」

(アル☆カンパニー公演 2015年作・演出 三浦大輔)、「海をゆく者~The Seafarer~」(作 コナー・マクファーソン

演出 栗山民也)で第49回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。

2006年より、企画プロデュース共同体「アル☆カンパニー」を立ち上げ、平田俊子、青木豪、蓬莱竜太、前田司郎、

松田正隆、

田村孝裕、三浦大輔、桑原裕子など時代を担う幅広い作家・演出家と様々な試みに取り組んでいます。

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関連資料:{平田満インタビュー}映画「五億円のじんせい」名バイブレーヤーが語る「嘘と役者」についての事項

https://cinemarche.net/interview/5oku-hiratamitsuru-interview/#i

2019年10月23日 (水)

映画「おいしい家族」は期待の女性監督の今年度屈指の人間賛歌の傑作、映画「愛しのアイリーン」

映画「おいしい家族」

脚本・監督:ふくだももこ(父の結婚、ピンク四天王のサトウトシキ監督を師匠とよぶ)

音楽:本多俊之(マルサの女等伊丹十三作品)

出演:松本穂香(ほのか)・姉橙花役(NHK朝ドラひよっこ主演)、

板尾創路(いつじ)・父青治役(空気人形、地獄でなぜ悪い、火花の監督脚本)

浜野謙太・父の結婚相手和生役、

笠松将(しょう)・弟の翠役、栁俊太郎・翠の同級生通称エビオ役

モトーラ世理奈・連れ子の女子高生ダリヤ役、三河悠冴(ゆうご)・瀧役

,イシャー二・弟の妻サムザナ役

榊原徹士・別居中の夫時也役、

三浦英・瀧の父親役

金澤ちゆき・亡き妻すみれ役

 

 

ひと言:制作費が多額で、役者も豪華、映画としても面白く、完成度も高い、

しかし、見終わった後、人間ってつくずく残酷だな、と思いました。

「おいしい家族」は、全然違って、人間て良いな、こんな人ばかりだったら、

楽しいし、ラクに生きられるな、そう感じさせてくれる映画でした。不寛容な

今の世の中に、異をを唱えているのですね。監督は。

ここからはネタバレ有ります。

この映画は監督の短編映画「父の結婚」が元になっているそうです。

都会暮らしに疲れた橙花、現在夫とも別居中、母の三回忌で、故郷に帰ってくる。

家に戻ると、校長の父が亡き母のスカートを穿いている。

子連れの男と結婚すると言う、新しい家族の母になると言う。弟の翠はスリランカ人と結婚しており

、出産を控えている。橙花は弟翠に言う、父さんを何故止めないの、母さんが可哀想だし、なんて伝えれば良いの

母さんに。弟翠「そのまま言えば良いじゃないか、父さんが、生意気な女子高生の娘がいる男と結婚する、

俺はスリランカ人と結婚して、もうすぐ子供が生まれる。なにもかも順調だって。」

橙花「外国人と結婚したからって寛容ぶらないでよね。」、弟翠「姉ちゃんは何もわかってないな。」

このやりとりは大事なシーンです。この映画、亡き母が幻想として現れるのである。

素敵な母である。そして、母は幸せそうである。今を肯定しているように。父は母の格好をすると

母さんと一体になれる気がしたそうだ。愛していたのですね。・・涙

            新しい家族

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ふくだ監督と母晶子さん↓

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PS:監督がこの映画で拘った、幻想の亡き妻を演じた、金澤ちゆきさんです。

身長172㎝のモデルの方です。↡ ・・・  撮影に使われた家の廊下が小津安二郎映画の廊下のようで

、この廊下をどのように撮ろうかなと決めていた、とふくだ監督 。

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関連資料:「私たち家族全員、血がつながっていないんです」 新鋭ふくだももこ監督が映画を撮る理由

https://eiga.com/news/20190919/4/

 

映画「愛しのアイリーン」WOWOW

監督・脚本:吉田恵輔

原作:新井英樹(コミック)

主題歌:奇妙礼太郎「水面の輪舞曲」

出演:宍戸岩男役・安田顕、

岩男の妻アイリーン役・ナッツ・シトイ

岩男を溺愛する母宍戸ツル役・木野花、

岩男の同僚でシングルマザー吉岡愛子役・河井青葉、

見合いの相手真嶋琴美役・桜まゆみ、

いかがわしいフィリピンパブの従業員役・ディオンヌ・モンサント、

アイリーンの相談相手僧侶の正宗役・福士誠治、

女衒の塩崎役・伊勢谷友介、

岩男の父宍戸源造役・品川徹、

フィリピン花嫁のコーデネーター役・田中要次

岩男に見合いの話を持ってくるおばさんの役・左時枝

2018年 バップ製作

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ひと言:

    監督の性に対す拘りが凄いです。岩男の、同僚・吉岡愛子とのsexシーン

、お見合い相手真嶋琴美のパンティーを見てオナニーをせずに居られない岩男、岩男夫婦のsexを

見て発情してしまう母ツルが濡れたシーンが印象に残ります。監督は性を愛情と美化したくない、

人間の欲望だと言っているようです。

2019年10月18日 (金)

映画「楽園」

映画「楽園」

脚本・監督:瀬々敬久(64・ロクヨン、菊とギロチン)

原作:吉田修一(悪人、怒り)

出演:綾野剛・中村豪士たけし役(武曲、64・ロクヨン)

、佐藤浩市・田中善次郎役(64・ロクヨン)

杉咲花・湯川紡つむぎ役(トイレのピエタ)、片岡礼子・黒塚久子役

(ハッシュ、ぐるりのこと)、村上虹郎(武曲)、石橋静可・田中善次郎の妻役

(泣き虫しょったんの奇跡)、黒沢あすか・中村豪士の母役(六月の蛇)

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片岡礼子さんの略歴:

今回とても良い演技をされ、作品の重要な役割をされたと思います。

幼い頃から、将来の照準を女優と定めていた。

明星大学工学部土木工学科卒

1994年 映画「愛の新世界」で体当たりの演技が注目を集める。

1995年 映画「KAMIKAZE TAXI」」の演技がみとめられる。

2001年 映画「ハッシュ」ではキネマ旬報及びブルーリボン賞主演女優賞を受賞。

2002年 舞台稽古中に脳出血で倒れ、生死をさまよう。

2005年 映画「帰郷」で復帰する。

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2019年10月14日 (月)

映画「米軍が最も恐れた男・カメジロー・不屈の生涯」、映画「楽園」

米軍が最も恐れた男・カメジロー・不屈の生涯

監督:佐古忠彦(筑紫哲也NEWS23キャスター)

音楽:坂本龍一

語り:山根基世、役所広司

2019年 128分 製作TBSテレビ


瀬長亀次郎略歴

1907年 沖縄県島尻郡豊見城村(現、豊見城市)我那覇に生まれる。

1927年 医師を志し、旧制第七高等学校(現・鹿児島大学)

に進んだが、社会主義運動に加わった事を理由に放校処分となる。

1932年 丹那トンネル労働争議を指導して治安維持法で検挙され、

懲役3年の刑で投獄。

1936年 沖縄朝日新聞の記者になる。

1938年 兵役召集され「中支」へ。

1940年 復員して毎日新聞沖縄支局記者になる。

1946年 うるま新報(現、琉球新報)社長に就任する。

1947年 沖縄人民党結成に参加する。

1950年 沖縄群島知事選に出馬するが、落選する。

1954年 沖縄人民党事件で逮捕、弁護人なしの裁判で、懲役

2年の判決を受け、投獄される。


1956年 出獄後、那覇市長選に出馬し、当選。

1957年 市長の座から追放。(瀬長布令)

1966年 瀬長布令の廃止により、被選挙権を回復。

1967年 拒否され続けたパスポートが17回目の申請で許可されたので上京。

日本全国を回り、米軍占領支配下の沖縄の実情をうったえる。

1968年 立法院議員選挙に、最高得票で当選。

1970年 戦後沖縄初の国政参加選挙で衆議院議員に当選

(以後7期連続当選)。

1971年 沖縄の施政権返還をめぐる衆院沖特委で佐藤首相を追及。

1973年 沖縄人民党は日本共産党へ組織的に合流する。と同時に、

日本共産党副委員長に就任する。

1987年 脳梗塞で国会議員宿舎で倒れる。それから、14年間家族による在宅介護

が行われた。

1990年 衆議院議員勇退。

2001年 死去 享年94歳。

 

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1971年衆議院沖特委で佐藤首相を追及する瀬長亀次郎。

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レ・ミゼラブルのコゼットと呼んで可愛がっていた次女千尋さんの

長女・愛さんと亀次郎。

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以下の劇場で現在公開中です。

札幌シアターキノ(北海道)、シネ・ウインド(新潟)、高田世界館(新潟)、ユーロスペース(渋谷)

CINEX(岐阜)、シアターセブン(大阪)、シネマ尾道(広島)、桜坂劇場ホール(沖縄)

 

関連資料映像の中にいたのは若き日の父だった 寝たきりの父、今の沖縄をどう思うのか (琉球新報)    https://www.47news.jp/3441397.html

 

 

 

 

 

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