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2018年10月 1日 (月)

常識じゃいい映画は撮れない。     「散り椿」完成木村大作監督 

映画「散り椿」が9月28日に公開されました。早速観てきました。

一言で、あまりにも美しい映画で泣けました。
原作:葉室麟
監督・撮影:木村大作(インタビューによれば木村カメラマン
はフィルムカメラで現在も撮影されているそうです。40キロの
重さのカメラで手持ち撮影しても手振れしないそうです。
日本一のカメラマンと称される所です。ちなみに、デジタルカメラ
になってからもフィルムカメラで撮影している監督は日本では数人
の巨匠監督だけで、それ以外はフィルムを使用しないデジタルカ
メラを撮影に使っており、その主な理由は撮影フィルムは高いの
で製作費が掛かるからです。外国でも、映像に拘る監督、
例えばダンケルクでのクリストファー・ノーラン監督です。製作費に
糸目を付けない特殊な例ですが。撮影フィルム
は現在コダックしか生産してないそうです。散り椿もフィルム撮影
です。だから綺麗な映像なのかもしれません。デジタルカメラ
での映像とは?因みに、テレビドラマは全てがデジタルカメラ
撮影ですね。以前は普通だった、フィルム撮影は、今、とても
贅沢な撮影方法になってしまいましたね。)
音楽:加古隆
出演:瓜生新兵衛(岡田准一)、坂下里美(黒木華)
瓜生篠(麻生久美子)、榊原采女(西島秀俊)
坂下藤吾(池松荘亮)、石田玄蕃(奥田瑛二)
【木村大作カメラマンの作品で印象に残る映画】
●「八甲田山」1977、東宝、監督:森谷司郎、
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脚本:橋本忍、音楽:芥川也寸志、出演:高倉健、
北大路欣也、加山雄三、三國連太郎
●「駅ステーション」1981、東宝、監督:降旗康男
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脚本:倉本聡、音楽:宇崎竜童、出演;高倉健、
倍賞千恵子、いしだあゆみ、烏丸せつこ、
●「華の乱」、東映、1988監督:深作欣二
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脚本:深作欣二他、音楽:井上尭之、出演;
吉永小百合、松田優作、石田えり

●木村大作語録

インタビューから~自分が今あるのには、

3ある。

 映画八甲田山で初めてカメラマンとして

独り立ちしたこと。②黒澤明監督の映画に

カメラ助手として5本付いたこと。今も

黒澤作品を思い出しながら撮影している。

高倉健さんと一緒に仕事をしたこと。

健さんは本当の自分を晒さないと

カメラの前に立てないと考えていた。

3つの出来事がなければ、自分は途中で

どこかへ消えていたと思う。

意外なお話を追加します。自分が経験した事、映画

八甲田山での森谷監督、黒澤監督の側で仕事を

見れるなんて、出来ることじゃないです。高倉健さんと

の出会い。つらいこともあったが、くぐり抜ければ

その後の自信になる。作品の出来なんてどうでも

いい、とにかく俺と仕事をやって楽しかったと若手には

感じて貰いたい。鬼の木村大作にしては以外です。


木村大作が敬愛する降籏康男監督についてです。

東大仏文学科卒東映時代は網走番外地シリーズ、

でも、やくざ映画は合わない。文学的香りの

作品がこの人の真骨頂です。高倉健さんの

作品に多くの名作を残しました。そして、

映画界に貢献されました。現在84歳とご高齢なので、

お体が心配ではあります。降籏監督、2017年の

「追憶」が最近作です。木村氏がカメラマンでした。

もっと、評価されてもいい監督だと思います。

●降旗監督語録

成功した人の話を撮るのは映画では

ないと思う

人間は負けたり失敗したりして間違った道
を進んでしまうけれど、それでも生きていく。
そんな姿を撮りたいと思っています。
映画追憶は高倉健さんから解放された作品です
と言っておられました。監督の真意は分かりません
が伸び伸びした作品に仕上がったのでしょうか。


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追記:これも、インタビューからですが、67歳の時に自分を
起用してくれる監督がいなくなったそうだ。日本一のカメラマン
なのに何故か。それは、木村カメラマンが監督より怖かった、
声がでかい、怒鳴る、全てに口を出す。初めてのスタッフは
木村カメラマンを監督だと思うとのこと。一緒に仕事をした
先輩の監督さんが亡くなってしまったこと。(黒澤明、
森谷司郎、深作欣二、岡本喜八各監督、木村さんが敬愛
するベストコンビの監督東映生抜きの降旗康男監督は
お元気です。映画追憶では木村氏とコンビを組み主演は
岡田准一さんでした)若い監督は木村さんが怖くて
カメラマンに起用しないのだそうだ。
仕方がないので、自分で監督をする事にした。
怖かったのには理由があったのです。
俳優が躊躇するので、冬の十和田湖に自ら入ったり、
俳優が怖くて飛べないのでビルからビルへ3メートル
をカメラを担いで飛んで見せたり。命を懸けています。
映画八甲田山の撮影では、撮影隊自らが極寒の八甲田
で遭難しかけたり、命が幾つあっても足りないです。
今回の作品では主演の岡田准一さんに対する思い
入れが強いです。木村さんによると高倉健さん
の後継者が現れた、それが岡田准一さんだとのことです。
今作品の舞台挨拶の時にも木村監督の気持ちを感じたのか
岡田さんは泣いておられました。鬼の監督なのにね。
厳しさと愛情は紙一重なのでしょうか。

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