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2019年12月22日 (日)

映画「夕陽のあと」

映画「夕陽のあと」

監督:越川道夫(「アレノ」でデビュー「海辺の生と死」・プロデュースに「かぞくのくに」

        「無限ファンデーション」)

脚本:嶋田うれ葉

撮影:戸田義久(「実録・あさま山荘への道程」「かぞくのくに」)

出演:佐藤茜(生みの母)・貫地谷しほり(「朝ドラ・ちりとてちん主演」「スウイングガールズ」、

        「くちずけ」初主演でブルーリボン主演女優賞)

   日野五月(育ての母)・山田真歩(「朝ドラ・花子とアン」「アレノ」主演、「菊とギロチン」)

   日野豊和/(とわ)茜の実の子・松原豊和(現地長島大陸町でオーディション選考)

   日野優一(五月の夫)・永井大

   新見秀幸(茜に好意をよせる)・川口覚(「アレノ」蜷川幸雄主宰の多数の舞台作品に出演)

   日野ミエ(優一の母)・木内みどり(劇団四季を経て、ドラマ、映画で活躍)

 

2019年 日本 カラー 133分 ビスタ 制作ドキュメンタリージャパン

 

 

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貫地谷しほりさん

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 山田真歩さん

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 豊和(とわ)役・松原豊和さん

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 2019年11月18日に急性心臓死された木内みどりさん

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ひと言:ネタバレあり。名演技をするのが、名優と思っていました。違うと思います。適役が

良い演技をすると思っています。時を経て、その人の代表作がある役者が名優だと思います。

「東京物語」笠智衆、「雨月物語」森雅之、田中絹代、「「近松物語」香川京子、「竹山ひとり旅」

林隆三「時をかける少女」原田知世、「Wの悲劇」薬師丸ひろ子、世良公則、「男はつらいよ」渥美清

「幸福の黄色いハンカチ」高倉健、「時代屋の女房」渡瀬恒彦、「若大将シリーズ」加山雄三、

ここにあげた映画は現在でも繰り返し見られ、世界で評価の高い物も有ります。古びない作品。

クオリティの高い作品に演技で貢献したのが名優です。現在の代表的役者、役所広司さん、

色んな作品に出ております。代表作は?となります。黑沢清監督のホラー「叫び」「キュア」でしょうか。

個人的には好きな作品です。後世で名優に残るでしょうか。前振りが長くなりましたが、

今作の貫地谷しほりさんの演技は作品のクオリティに相当貢献していると思います。ご本人は

独身(撮影時、その後2019年11月に一般の方と結婚)家庭環境に恵まれているそうですが、

子供を見る眼差しは生みの母親でした。今作は、生みの親と育ての親の葛藤という、内容ですが、

その普遍性が受け入れられれば、後世に残る作品になるでしょう。貫地谷さんは名優として

語り継がれます。

演技ですが、動きのあるシーンが多かったです。食堂のお客との対応シーン、港での追っかけシーン、

実子と2人で乗る自転車シーン、これらを入れる事で、お客に好かれているのか、実子といるときの幸せな母、

シーンを見ただけで、わかります。TVドラマの説明過多とは対局の演出方法です。

土下座シーンはTV半沢直樹で有名ですが、今作は育ての母への土下座でなくて、

島に来てから世話になり自分に好意を寄せてくれた男性(川口覚さんよかったです)に対しての土下座でした。

貫地谷の台詞「1度失敗した女は、母親に戻れないの、あの子を返してください。私には何にも無いの。

全部私から奪ってしまうのあなたたちは、なんでも持ってるじゃないですか。家族、仕事、良い友だち」

「お願いだから、あの子を返してください。」貫地谷さんの土下座シーン、素晴らしいです。

台詞は不正確です、悪しからず。

●NHKの連続テレビ小説ちりとてちん』で共演した渡瀬恒彦からは、「女優になるために生まれたような子。

頭が良いし、体も神経もタフだし、感受性が豊かで表現が的確。私のライバルです。」と評価された[11]

●作家の小林信彦週刊文春連載コラム(のち単行本『B型の品格』に収録)で『キミ犯人じゃないよね?

を取り上げ、特に貫地谷のコメディエンヌぶりは海外ドラマでも比類がないと絶賛した。(ウィキペディアより)

舞台も沢山やっています。小さな役でもこつこつやる努力家です。それが、「ハムレット」のオフィーリアや

帝劇のユーミンの舞台につながっています。オーデションは沢山落ちたそうです。朝の連ドラの主演は3回目に

してやっと受かったそうです。(応募者1900人)

越川監督の師匠は、澤井信一郎監督「Wの悲劇」薬師丸ひろ子「野菊の墓」松田聖子、相米慎二監督

「雪の断章・情熱」斉藤由貴、森崎東監督「時代屋の女房」夏目雅子、市川準監督「BU・SU」富田靖子で、

私の敬愛する監督ばかりでした。共通点ですが、キャスティングされた女優さんを使うのが上手い監督

ばかりです。越川演出は師匠ゆずりです。

呼び方、方言について:豊和くんは育ての母をお母さんと呼び、生みの母(本人は知らない)を茜とよぶ。

茜に好意を寄せる新見秀幸は茜ちゃんと呼ぶ。彼が想いを打ち明けるシーン「おいは、茜ちゃんを好い

とっと、おいと、一緒になろう、そして、豊和をこの島で2人で見守っていこう」薩摩弁です。標準語だと

「俺は、茜ちゃんが好きだ、俺と一緒になろう、~」イントネーションも違います。薩摩弁の方が思い

詰めた感じが伝わります。川口覚さん、とても上手かったです。

 

関連資料:

●【スクリーンの女神たち】『夕陽のあと』貫地谷しほりさんインタビュー(ミニシアターに行こうよより)

   

●【スクリーンの女神たち】『夕陽のあと』山田真歩さんインタビュー((ミニシアターに行こうよより)

 

http://mini-theater.com/2019/11/museofthescreen_mahoyamada

●木内みどりが急性心臓死のため死去、近作に「エリカ38」「夕陽のあと」など(映画ナタリーより)

https://natalie.mu/eiga/news/356391

 

 

 

 

 

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